2017.09.06 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
阿南町の伝統行事に行ってきました
企画振興課Sです。
8月16~17日早朝にかけて、阿南町の伝統行事を観覧してきました。
まずは16日の夜8時、和合で伝統的に行われている「和合の念仏踊り(国重要無形民俗文化財)」の最終日の観覧へ。
和合の念仏踊りは、約300年前から和合に伝わっていて、8月13日から16日の4晩を通して行われる伝統的なお祭りで、「熊野社、和合地区の開祖である宮下家(大屋)、林松寺」で、太鼓・かねの拍子・笛の音色に合わせて踊ることで先祖の霊を供養し、豊作や無病息災の意味を持つともいわれています。
熊野社・林松寺と、かつて民衆の日々の暮らしに溶け込んでいた「神や仏を区別することなく自由に拝する」習わしを受け継いでいます。
通常であれば「熊野社前→宮下家庭先→林松寺本堂前」の順に回るのですが、当日はあいにくの雨だったので林松寺の本堂でのみ行われました。
踊りが始まると本殿の中は太鼓・かね・笛の音色と熱気に包まれ、カメラを構えたギャラリーの皆さんも見入っていました。
特に 踊り手は「ヒッチキ」と呼ばれ、竹の棒を振り回したり、ザラザラとすり合わせながら跳ね回る姿はとても迫力がありました。
お次は新野へ場所を移し「新野の盆踊り(国重要無形民俗文化財)」を観覧しました。
こちらも伝統のあるお祭りで、始まりは定かではないですが、500年以上もつづく先祖供養の盆踊りで、8月の14日から16日(17日早朝)までの3日間夜を徹して行われます。
太鼓や笛などの楽器を使わず、音頭取り・踊り手の歌声のみで踊りが進むことも特徴的です。
10時過ぎに盆踊りが行われている会場へ足を踏み入れましたが、多くの人が櫓を囲み踊っていました。
11時、0時、1時、2時・・・と時間が過ぎても歌や踊りが止むことがありませんでした。
朝4時、ついに!!
私がダウン。
仮眠をさせていただき、4時45分頃にフィナーレが近づくということで、会場へ。
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