2016.12.19 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
遠山の霜月祭り~和田・諏訪神社編~【2016冬】②
面の舞も終盤、「ばあさ(天鈿女命)」にはこの日一番の歓声が。「おばあちゃ~ん!」と呼ぶ子どもの頭を、ばあさは笹の「湯たぶさ」でバシバシと撫で(?)ます。
少し遅れて、「じいさ(神太夫・猿田彦命)」も登場。着物に烏帽子、扇、刀と豪華な装いで威張りながら歩みますが、途中、禰宜との問答があり……。 この結末は、ぜひご自身でお確かめください。
やがて「猿」の出番に。湯釜の四方を、縁起の良い数の七、五、三で跳び回るのですが、この舞、ほぼ休みなく繰り返し続けるため、舞い手もかなり大変なご様子。観衆の声援、手拍子も後押しとなり、舞を終えた猿が拝殿へと戻ったところで、面の舞は終了となりました。
この後も神送りの祝詞があげられ、まだまだお祭りは続いたのですが、都合により見学はここまで。名残惜しいですが、神社を後にさせていただきました。
実は、霜月祭りの参観は今回が初めてでしたが、気が付けば時間が経つのを忘れるほど、どっぷりとお祭りに浸っており、古来から伝承されてきた文化が持つ“人を引き付ける大きな魅力”を身を持って感じた一夜でした。
「遠山の霜月祭り」には筆者の文章力では表現しきれない、沢山の感動的な体験が待っています。
冬の夜、たまにはコタツから飛び出して、南信州の冬ならではの芸能鑑賞にお出かけしてみてはいかがでしょう。
遠山郷観光協会 霜月祭のホームページ → http://www.tohyamago.com/simotuki/
→ http://shimotsukimatsuri.com/
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