南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!

しあわせ信州 > 長野県魅力発信ブログ > 南信州お散歩日和 > その他 > 今年も、遠山の「霜月祭」が行われました!

今年も、遠山の「霜月祭」が行われました!

ヨーッセ、ヨーッセ!

三度の飯より祭りが好き。企画振興課のMです。

南信州 遠山郷(飯田市上村・南信濃)の一年を締めくくる一大イベント、遠山の「霜月祭」(国指定重要無形民俗文化財)が、12月1日から15日までの間、遠山郷の9つの地区、神社で行われました。

薪を燃やしてゴンゴンと湯を沸かし、夜通し行われることから、「寒い、眠い、煙い」と形容されるこの祭り。なぜ「霜月祭」というのか。(ご存じの方も、しばしお付き合いください。)

それはこの季節に冬至を迎えることと関係があります。

太陽の日照時間が短くなり、外気は寒々しく、山々の木々は枯れ、里にも雪が舞うこの季節。

大昔の人々は、太陽の力が衰えるとともに、すべての生命の力が衰えると考えたのです。

そして冬至を過ぎるとまた太陽の日照時間が長くなっていくことから、太陽の復活、再生に、生命の復活、再生をなぞらえ、神々に湯を献じることで、新たな年の生命の再生を願ったのです。

「霜月祭」の由来には諸説ありますが、根底にあるのはこういった考え方です。

(12月1日 中郷・正八幡宮)

 

(12月11日 上町・正八幡宮)

(湯釜に水を継ぎ足しているのは飯田信用金庫の職員さん。何故ここにいるのか?は、最後まで読んでください。)

 

(12月13日 和田・諏訪神社)

 

「霜月祭」は、神社の社殿の中に設けられた竈(かまど)(湯釜)を中心に、「湯立神楽(ゆたてかぐら)」が行われるのが特徴です。

まずは全国の神々を迎えて、お湯を献じる「湯立て」の神事が何度も何度も行われます。

これが夜通し続き、白々と夜が明けるころになると、全国の神々にはおかえりいただき、そのあと、面(おもて)を付けた地元の神々が登場。

熱湯の湯切りをする水王(みずのおう)、遠山氏一族といわれる八社神(はっしゃのかみ)、邪気を祓う天伯様(てんぱくさま)など様々な神様が登場。特に社殿の中を飛び跳ねる四面(よおもて)が登場する場面では、観客も一体となって盛り上がります!

(登場する神様や神事の次第、内容、作法は神社によって大きく異なります。遠山郷の各神社を回って、どんな違いがあるのか見比べるのも、また楽しいと思います。)

さて、そんな素晴らしい遠山郷の宝「霜月祭」ですが、人口減少による担い手不足の問題が起きています。

1 2

このブログのトップへ