こんにちは。佐久農業農村支援センターです。
新型コロナウイルス感染症により、信州産のブランド食材も大きな影響を受けています。県では、~県産食材「食べて応援」地域内消費推進事業~という取組みを行っており、需要の落ち込んでいる信州産のブランド食材の需要喚起を図るとともに、「食材の生産・流通」や「命の大切さ」の学びを進めるため、県内の小・中学校への食材提供と食育授業を行っています。
佐久管内の小・中学校には信州サーモン・ニジマス・佐久鯉・信州プレミアム牛肉の食材提供を行っており、12月10日(木)には立科町立立科小学校6年1組の児童を対象に、地元で信州プレミアム牛肉を生産している西藤牧場の西藤潤一さんを招いた食育授業を実施しました。
立科小学校6年1組のみなさん
西藤さんから、畜産の仕事はどういったものか?どんな牛を育てているか?信州プレミアム牛肉って何?など普段聞けないお話をお聞きすることができました。子どもたちも西藤さんのお話に真剣に耳を傾けていました。
西藤牧場の牛たち
牛を育てる仕事は、「酪農・繁殖・肥育」の3つがあり西藤さんは和牛の肥育農家で、和牛の中でも「黒毛和種」を肥育しています。エサもとうもろこし、小麦のふすま、りんごなどの入った発酵飼料を食べさせ、愛情をこめて大切に育てているそうです。また、ストレスを与えないこともおいしくなる秘訣だそうです。
実際にどんなエサを食べているのか持って来てくださいました!子どもたちもにおいを嗅いでいますね!
さて、みなさんはタイトルにもある信州プレミアム牛肉とはどんなものかご存知でしょうか。長野県独自の厳選基準に基づき認定されたものであり、その基準は信州あんしん農産物生産認定農場で育てられた牛であること、脂肪交雑(サシ)の入り具合、「香り・口溶け」に影響するオレイン酸含有率(全国初の基準)が一定以上であることという条件を満たしている必要があります。オレイン酸は不飽和脂肪酸のひとつで、長野県の調査では脂肪の風味や口溶けをよくすることが明らかになっています。この厳選基準をクリアした牛肉だけが信州プレミアム牛肉となるのです。
信州プレミアム牛肉の詳しい情報はこちら!信州プレミアム牛肉取扱店についても紹介しています!
こんな素晴らしい牛を育てている西藤さん。子どもたちに「和牛は、様々な人たちの努力と研究によって作られた日本独自の牛です。味はおいしく、たくさんの愛情によって育てられ、みなさんの元に提供されます。外国ではマネのできない、日本の誇りであり、財産です。私たちの食卓がたくさんの命の上に成り立っていることを感じて、おいしく食べてほしい。」と話してくれました。
子どもたちも、西藤さんのお話を聞いて「手間暇をかけていて、肥育の工夫がすごいと思った」「『いただきます』の言葉に重みを感じる」といった感想を話してくれました。立科小学校では来年1月に信州プレミアム牛肉を使った給食が提供される予定です。西藤さんのお話を思い出しながら、食べてもらいたいですね!
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