「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

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日本で唯一の紙軸専門の製造会社。「佐久産業株式会社」(小諸市)

検品①

検品②

混入した異物がないか確認する検査工程

- 人材確保が難しくなっていますが、人材教育の面で取り組んでいることを教えてください。

地域あっての会社だと思っています。そのため、進んで地域貢献しようと話しています。長期的に地域の取組みに参加できるように、当社は年間にして130日の休日を設けています。もちろん、休日にしっかりリフレッシュしてほしいという思いも込めてです。私も、地域の消防団や佐久ライオンズクラブに加入して活動したり、何か貢献できることはないかと日々考えています。このようなインタビューも、仮に東京からのオファーであれば断っていました。地域密着でやっていきたいと思っていますし、東京で広告する必要もありませんからね。

また、技術的な面での教育にも力を注いでいます。当社には30代から50代の従業員が約30名働いております。年齢構成的にはバランスが良いと思います。紙軸の製造機械の設計・開発・メンテナンスを自社で手掛けており、必要な技術を学んできてもらうために、会社に籍を置きながら、岡谷や伊那にある県の技術専門校に勉強しに行ってもらってもいます。

- 佐久産業ブランドとして強みや大切にしていることは何でしょうか。

「高い品質」と「柔軟な対応」です。品質は、安心・安全に直結しますので、信頼できる紙業者から紙を仕入れ、強度・規格に優れた紙軸を提供しております。また、特殊な規格での小ロット製造もできる限り対応しています。業界でいう小ロットとは、1万本程のことを指します。当社は、年間数件ですが、業界の常識よりもはるかに少ない、個人の方の100本単位の製造にも応えています。印象に残っている事案として、マラソンの応援時に使用する「旗の紙軸」を製造したことがあります。軸長600㎜、軸径4㎜と特殊な寸法でした。このような特殊な規格は、エンドユーザーから相談を受けた商社からの発注が多いですね。

- 創業を目指す方にアドバイスをお願いします。

私は佐久産業の創業者ではありませんが、自身が立ち上げたエネルギー関連会社の例を交えてお話しさせていただきます。若いときにしかチャンスがありません。思いきりやってください!先程、地域密着のお話をしましたが、私は地域のエネルギー勉強会で委員を務めております。その勉強会の中で、「会社を作ってみよう」という話になったのです。勉強会に参加していなければ、会社を設立するようなことはなかったでしょうね。(笑)

もともと、人のアドバイスや知恵をお借りしたくて勉強しに行っていました。日々、会社の内外で仲間と研究しながら自分から率先して勉強していく。世の中どういうことで、どういう縁になるかわかりません。

- 結びに、今後の目標をお願いします。

「木の代替品になるような新商品」を考えています。たとえば、アイスキャンディーの棒に木が使われていますが、近年、木の需要が増えたことと成長速度による制約との兼ね合いから木が足りなくなってきています。

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