2018.07.19 [ ライチョウサポーターズ ]
火打山における協働型環境保全活動へライチョウサポーターズが参加しました
皆さん、こんにちは!! 自然保護課です。
7月11日から13日まで、新潟県妙高市の火打山で行われたライチョウ生息地の保全活動に長野県のライチョウサポーターズが参加しました。
火打山は山頂の標高が約2460mで、日本のライチョウ生息地ではもっとも低く、温暖化の影響が心配されています。実際、火打山ではイネ科植物が繁茂し、ライチョウの餌となる矮生低木のコケモモなどの生育に影響が出ているのではないかと考えられています。
そこで、一昨年から環境省が中心となって試験的にイネ科植物を除去し、植生の変化をモニタリングする事業を実施しています。この作業にサポーターさんもボランティアで参加いただいています。
今回の作業は、9つの試験区で植生調査を実施し、その後にサポーターさんたちがイネ科植物の除去(抜き取り又は刈り取り)をしました。試験も3年目に入り、当初に比べて試験区のイネ科植物は大幅に減ったようです。とは言え急斜面に這いつくばっての作業であり、すべり落ちないよう踏ん張りが重要です。
一昨年から毎年参加しているライチョウサポーターズの山本さんは、毎年植生が変化するのがはっきりとわかり、非常に興味深いと仰っていました。また、富山県から初めて参加した田中さんは、普通では経験することのない作業に参加でき、とても勉強になりましたと仰っていました。
ちなみに、この季節の火打山は高山植物が咲き乱れ、とても綺麗な景色を楽しむことができました。
次回は今年の8月下旬に実施される予定です。是非多くのサポーターさんにご参加いただきたいと思います。
☆ライチョウサポーターズ☆
http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/shizen/raityou.html
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