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令和2年度 ライチョウ保護高度技術者養成事業の様子をお伝えします!

【令和2年度 ライチョウ保護高度技術者養成事業の様子をお伝えします!】

皆さんこんにちは!
自然保護課 おにぎり🍙です。

今回は「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」として実施している「ライチョウ保護高度技術者養成事業」の様子をお伝えしたいと思います。

この事業は、「ケージ保護※」や餌となる植物の見分け方などの現地研修を通じて、ライチョウ保護に関するより専門的な技術を修得した人材を養成するものです。

※ケージ保護とは、悪天候や天敵からライチョウのヒナを守るため、ケージ(おり)の中に入れて保護するものです。
実施には、ライチョウの生息環境や食性、習性等に対する深い知識が必要とされています。

本年度の研修には、6名の応募がありました。
いずれも、ライチョウの保護に対しとても意欲のある方たちばかりです。

現地研修は、中央アルプスの木曽駒ケ岳で行われています。

こちらがライチョウを保護しているケージです。

夜はケージ内で保護し、日中は現地の環境に慣らすため、外へ出し散歩をさせます。
散歩の時も天敵から守るため、人間が付き添いをしますが、その際は、ライチョウにストレスを与えないよう、ライチョウとの距離や挙動に注意しなければなりません。

研修生は講師の注意事項をしっかりと聞き、ライチョウの見守りを行います。

散歩開始です。
親がケージから出ると、ヒナ達もその後ろをついていきます。
とてもかわいらしい光景です。

しかし、見守る人たちは、気を抜けません。
「迷子になっているヒナはいないか」「周囲に天敵はいないか」等、気を付けなければならない点がたくさんあります。

研修生を含め、関係者同士が声を掛け合い連携を取りながら、ライチョウの家族を見守ります。

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