2012.07.29 [ 研究日誌環境保全研究所飯綱庁舎 ]
エゾゼミの初鳴きを聞きました!!
飯綱庁舎の敷地の森で、7/25にエゾゼミの初鳴きを聞きました。26日にも聞けて、これから毎日聞けることでしょう。昨年の初聞きは、7/16でしたから、今年は遅れています。実は、一昨年の夏にミンミンゼミの鳴き声を敷地で鳴きました。いままで、標高1000mの当地では聞いたことはなかったのですが、ミンミンゼミが標高を上げて、分布をのばしていると考えられます(みどりのこえ42号参照)。温暖化など環境変化により、セミの分布地も変わっていくと考えられます。
飯綱庁舎では、温暖化モニタリングの一環として、今年からセミプロジェクトを開始しました。それは、浅川ルート沿いの標高400mから1100mまで、100mごとに設定した8地点で、どんなセミが鳴くかを、6月~9月まで、週に1回調べます。すでに初夏に鳴くハルゼミ、エゾハルゼミのシーズンがおわり、夏のニイニイゼミ、ヒグラシ、エゾゼミのシーズンとなっています。今年もミンミンゼミやアブラゼミを聞くことになるのでしょうか。
調査を長い年月続けることで、分布域の変化や、鳴く期間の変化などがわかるかもしれません。また、今年の自然ふれあい講座で「セミのぬけがら探し」を8月1日、5、7日に行いますので、ぜひご参加ください(詳細は研究所HPのお知らせ参照)。(大塚)
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