今日は、ひさしぶりに農業用水路「善光寺用水」についてご報告します。
善光寺用水は、いま、春を迎える準備のとき。
冬場は水田に水を送る必要がないので、水はほとんど流れていませんが、農家の方たちは、この期間を利用して水路を修理したりして、春からの農作業に備えます。
善光寺用水に沿って歩いてみると、おや、貝殻がたくさん落ちています。誰かが捨てたのでしょうか。
いえいえ、実は善光寺用水にはたくさん「淡水シジミ」が生息しているのだそうです。こんな街中なのにびっくりです。
おやおや、魚もやってきましたね。
県庁前の水路には、夏になるとカニがしばしば見られます。農業用水路は、人間が作ったものですが、こうした二次的自然の中でも、新たな生態系が創られています。
また、県庁の近くには、ホタルの生息地もあります。6月の下旬から7月上旬にかけて、ホタルの「舞」を見ることができます。また、その頃になったら、その様子をご報告できればと思います。
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お彼岸も過ぎてずいぶん暖かくなりました。もうじき善光寺用水には水が満々と流れ、お田植えが各地で始まります。
(農地整備課 いち)
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