ほっと9(ナイン)ながの "長野で働くスタッフが、長野地域の9つ(ナイン)の市町村の「ホット」な魅力をご紹介!(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村) 私たちの日々の仕事の話、「ほっと」一息つける癒しの裏話、きっと役に立つ暮らしの豆知識、おすすめ絶品グルメ…などなど、ここでしか出会えない”ながの”のすがたをお見逃しなく!(旧「ほっとスタッフブログながの」)(写真:坂城町 ちくま川バラ公園のばら))

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パソコンやスマホで確認できるハザードマップを紹介します。 ~国土交通省「重ねるハザードマップ」を使ってみて~

林務課のSです。
林務課では森林を守り育てるための工事(治山工事、林道工事、森林整備の工事)を発注したり、監督したりするので、普段からハザードマップ(土砂災害が起こりやすい場所があるかどうか)に関心をもち、調べることがあります。

皆さんのお宅にもお住まいの市町村で作られた「ハザードマップ」(土砂災害が起こりやすい場所などを赤や黄色などにぬり分けた地図)が配られているかもしれません。

しかしながら、市町村ごとに配られるハザードマップはその区域しか表示されていないので、「仕事や旅行の経路」や「遠くに住んでいる親せきや友達」のまわりについて調べるのはけっこう大変です。

そこで、今回は国土交通省の「重ねるハザードマップ」のサイトについて①サイトの簡単な説明、②使い方、③使ってみての感想・・・を紹介します。

 


なお、お断りしておきますが・・・

【おことわり】
・このブログは、「重ねるハザードマップ」の使い方やありがたさを紹介することのみを目的に書きました。
以下の記述は本日(2022年1月12日)時点での、担当職員の個人の感想になりますので、参考にとどめてください。
・当該サイトの体裁やレイアウトは変更になることがあります。

 


【① 重ねるハザードマップとは】
国土交通省によると、洪水・土砂災害などのリスク情報、道路防災情報などを地図や写真に自由に重ねて表示できるサイト、とのことです。

重ねるハザードマップは数多くの関係機関が何年もかけておこなった災害の起こりやすい場所の調査の集大成ということができます。
そのうち、土砂災害(地すべり、土石流、山崩れ)に関係する調査の経緯は、次のとおりです。
・平成12年(2000年)土砂災害防止法が制定され、災害が起こりやすい場所を住民に周知することとなりました。
・平成20年(2008年)前後 各都道府県等の機関で「砂防基礎調査」(現地の地形などの調査)を行いました。
(長野県では調査にあたり、事前に建設事務所や砂防事務所、地元の市町村などが主催する説明会が行われたので、御記憶のある方もいらっしゃるかもしれません。)

・その後、各市町村でハザードマップに災害が起こりやすい場所を赤や黄色などの色を表示して配布するようになりました。

なお、利用規約はこちらです。

【② 重ねるハザードマップの簡単な使用方法】
詳しい使い方(使用方法)は、こちらにありますが、簡単に書きます。

まず、「重ねるハザードマップ」のホームページにアクセスします。

「重ねるハザードマップ」で検索してもよいでしょう。

すると、次のような地図が表示されます。


この地図を拡大(スマホの場合2本の指でひろげて地図を大きくします。)

すると、周辺の地図を確認することができます。
下の地図は長野駅周辺の地図です。

▲この地図の左上に切り絵のような6つのアイコンがあり、自由に押すことができます。

ここで、たとえば「土砂災害」のアイコン(ボタン)を押すと次のような地図が表示されます。


土砂災害が起こりやすい場所が地形図に重ね合わせて表示されました。

以上が簡単な使い方でした。

 

【‘②-2】重ねるハザードマップの特徴の紹介

この地図はもっと拡大することができます。(下の図は小川村 道の駅おがわ付近。)

なお、建物の一つ一つが確認できるところまで大きくすると赤や黄色の表示(土砂災害が起こりやすい場所の表示)が消えます。
これは、「重ねるハザードマップ」の特徴の一つです。
赤や黄色の区域の表示は一定の簡便な計算により出される箇所のため、1つ1つの建物ごとの危険性の違いを示せるほどの空間的な精度は無いとのことです。
ハザードマップはさまざまな不確実性を含む情報だそうです。
自分の家を確認した時に(誰でも自分の家が安全かどうか見たくてマップを見るでしょうが・・・(自分の家をハザードマップで確認しないと意味がないのですが・・・))
「自分の家には赤や黄色の表示が無くてよかった」と「つい安心して警戒を緩めること」をいましめて(戒めて)いる意味があります。

▲建物の一つひとつの位置がわかるまで拡大すると警戒区域の表示(赤や黄色の表示)は消える。これはこのハザードマップの「つい安心して警戒を緩めること」を防ぐための工夫の一つ。

以上がこのマップの特徴でした。

【➂重ねるハザードマップを使ってみて】
防災の専門家によると、土砂災害で亡くなられた方のうち、自分の家の外で(通勤途中などで)被災された方が約半数いるとのことでした。
重ねるハザードマップを使うと、自分の通勤経路や旅行のルートでどのようなリスクがあるか短時間に確認することができ、役に立つサイトである、と思いました。

ちなみに、長野地域振興局管内を含むルートを設定して「重ねるハザードマップ」をみてみました。
・長野駅付近から小川村道の駅付近の行き来
・須坂市付近から主に国道18号線を通過して新潟県上越市の直江津港までの行き来
・長野駅からしなの鉄道線で坂城駅までの行き来

どれも10か所から、数十か所の警戒区域(災害の起こりやすい場所)を通過していることがわかりました。
なお、善光寺平や高田平野などの平地では、土砂災害の起こりやすい場所は少なくなりますが、洪水(河川のはんらん)などのリスクがあることがわかりました。
また、直江津港などの海岸では津波のリスクもありました。

【④使う際の留意点】
使う際の留意点として、専門家が指摘していることは次のとおりです。
・先ほども書きましたが自分の家が警戒区域などに入っていないことを確認した場合でも油断しないこと。
・各機関が調査対象とした場所について着色されているので(計算上着色しない箇所やまだ調査していない箇所がふくまれているため)、「着色されてない場所」が「安全とは限らない」ことに留意すること。

■参考・引用文献(2022年1月12日に各サイトを閲覧)
・国土交通省ハザードマップポータルサイト~身の周りの災害リスクを調べる~

「洪水・土砂災害ハザードマップの意義と注意点」独立行政法人国民生活センターの定期刊行物「国民生活」2020年6月号

・NHK そなえる 防災コラム(牛山素行)

・【前編】正解なき防災と向き合う、牛山素行- Grasp(国土交通省)

・【後編】正解なき防災と向き合う、牛山素行- Grasp(国土交通省)

・[PDF] ハザードマップポータルサイト 配信・提供データ活用事例集

 

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・・・災害の対応には「正解は無い」そうです。
このようなサイトを閲覧することで、少しでも災害への備えのお役にたてていただければありがたいです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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