2011.11.04 [ 下伊那/とりけもの ]
マダニ
<とりけもの通信>
※今回から、担当Sさんの投稿について、「下伊那の治山現場レポート」とは別に「とりけもの通信」のカテゴリを新たに作成しました。
担当Sです
なんというか
『ダニ』とか
『ヒル』とか
あんまり陽の当たるイメージから遠いネタばかりですが・・・・・・
今回は “ダニ” です。
中々目端の利いた闘う公務員
いきなり、
「あ、ダニだ」
まぁ、普通に聞けば、
あぁ、居たんだ ってなもんですが
職場で、人に向かっての発言なので、一瞬訝っていると
何処からともなく、ガムテープを持ち出し
言った相手の背中に向かってペタリ
「取れましたよぉ~」
と、呑気なセリフ
「マダニ」です。
ダニは、虫の中でも、どちらかというと蜘蛛に近い部類でして
足が8本あります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B
ダニそのものは、血を吸うイメージから程遠い種がほとんどです。
例えば、ササラダニという種類は、土壌の中では分解者として活躍しています。
さて、このダニ(あぁ、血を吸う奴ですわ)
やはり、ニホンジカ等の大型獣類と密接な関係があります。
ダニにとっては、食料が血液ですので、山の中に血が沢山あれば
(それだけ沢山の動物がいれば)
それだけ増えます。
そして、広域で移動する動物に付けば、生息域もそれだけ広がります。
さらに、人間の生活圏と、野生動物の生活圏が近くなれば
それだけ、ダニも人間に寄生しやすくなります。
この、ダニ、
実に様々な病気を媒介する事が知られています。
代表的なところでは
「ツツガムシ病」があります。
また、マダニ以外の様々なダニが、
アレルギーを始めとする様々な疾患に関与しています。
ダニに噛まれたときは、速やかに皮膚科を受診しましょう。
ダニが取れた場合でも、そのダニも持参しましょう。
場合によっては、危険な病気を媒介している可能性があります。
(その場合治療法が変わってきます。)
実は私もダニには噛まれたことがあります。
笹の藪漕ぎをした後だったのですが
脇の下という、中々微妙場所ww
何か違和感があって、触ってみると、
カサブタみたいな物が付いている感触があり
人に見てもらったら、ダニでした。
その場で、棘抜きで取れましたが、正直驚きました。
山の中の動物たち
(特に、ダニやらヒルやら)
そろそろオトナシクなる時期になりました。
そろそろ、キノコも盛りを過ぎたようですが
紅葉の季節になります。
山に入るときは十分にご注意ください。
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下伊那地方事務所林務課治山第二係>
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FAX:0265-23-3393
メール:shimochi-rimmu@pref.nagano.lg.jp
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