来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

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花が教える春の足音

長野県林業総合センターです。

 

長野県で最も早く咲くサクラとして、毎年ニュースにもなる「ロトウザクラ」が、3月17日に林業総合センターでも開花しました。

標高850mに位置する林業総合センターのロトウザクラは、例年であれば3月末から4月上旬に咲いてくれることから、年度末の人事異動に間に合えばよいなと思っているのですが、今年は半月も早く開花してくれました。記録に残る限り、これまで最も早い開花が平成28年の3月22日でしたので、4年ぶりの記録更新となりました。

 

今年の開花は、当センターに限らず本当に早かったようで、県下で最初にロトウザクラを植栽し、ロトウザクラの故郷ともいえる県立長野図書館(現:長野市立図書館)では、3月1日に咲いたとのことで、啓蟄より前に桜が咲いてしまうということになりました。

 

このロトウザクラ。実はサクラの仲間ではないのです。

写真を見ればわかるように花の下に枝が伸びていないので、実はモモの一種です。

 

ロトウザクラの由緒については謎が多く、中国北東部から朝鮮半島に自生する「ハヤザキモモ」か「ノモモ」だと考えられていますが、正確なところはわかりません。DNA鑑定でも行えばわかるのかもしれませんが、その瞬間に長野市の春を彩るサクラという価値がどこかに飛んでしまうのかもしれませんし、北海道にはロトウザクラにとても良く似た「マンシュウザクラ」と呼ばれる木があるとも聞いており、本家争いというトラブルを引き起こすかもしれません。

 

信州に春を告げる風物詩として、多少の謎を残しながら、モモの一種と言いつつもサクラと呼べる「ロトウザクラ」を愛していくということで、今のところは良いのかなあ・・と思っています。

ロトウザクラは、開花から10日ほどで満開になり、ロトウザクラの花が散るころから、林業総合センター構内の木々も徐々に花を咲かせてくれるようになります。

 

なかなか外に出るのが大変な時期となってはいますが、林業総合センター構内の森林は、比較的静かに森の中を散策できる空間となっています。

林業総合センター構内にある森林学習展示館は、月曜日と祝日の翌日は休館ですが、土曜日、日曜日も含めて午前9時から午後4時まで開館しております。

春を感じに、皆さんの訪問をお待ちしております。

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉

林業総合センター指導部

TEL:0263-52-0600

FAX:0263-51-1311

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