2024.10.12 [ 松本農業農村支援センター ]
米作りはもう始まっている。
こんにちは!松本農業農村支援センターの風さやかちゃん推しです!
新米が食べられる季節になりましたね!そんなうれしい収穫を迎えた裏側では、すでに来年のお米作りが始まっているのです…今回はお米の「種子」についてのお話します。
長野県では「コシヒカリ」や「風さやか」、酒米やもち米も含めて計18品種について、県内で来年のお米の種子を採種(さいしゅ)しています。松本地域では採種をしている農家さんは74名おり、種子の栽培面積は約573ヘクタールになります。(「長野県主要農作物種子生産ビジョン」より)これは松本空港の滑走路6.3個分の面積で世間一般的な東京ドームに例えると約124.5個分になります。
来年の種子となるお米なので、栽培はとてもとても丁寧です。雑草の種が混じらないように草取りの徹底や違う品種が混じらないように細心の注意を払いながら採種農家さんは栽培をしています。
そして収穫を迎えると次のステップへ
↓下見会の様子
これは管内某所で行われた種子の下見会になります。ここでは雑草の種が混入していないか、お米の水分は適正かを農協の技術員さんと支援センター職員で確認しています。無事この下見会を通過すると発芽を確認する試験になります。
↓種子の水分チェック(理想は14.5%)
発芽試験は実は松本合庁でひっそりと行われています。下の写真のように1つの容器にお米を100粒入れて温度を25℃に保てる機械の中で発芽させます。白くピョロっと出ているのが芽になります。この芽が100粒のうち90粒が出ているのが合格ラインです。支援センター職員が確認をして無事合格になると来年の種子としてお米農家のもとへ渡るのです。
↓発芽試験の様子
お米の「種子」のお話いかがでしたか?お米農家さん以外にもさまざまな人たちの手によってお米ができていることを知っていただけたでしょうか。
きっとこのブログを読んだ方はもれなく今からより新米が一層味わい深くなるでしょう!
なってくれたらうれしいです!
ちょっと余談…
みなさんはお米の長野県オリジナル品種「風さやか」のイメージキャラクターがいるのはご存じでしょうか?その名も「風さやかちゃん」!!
アルクマにも引けを取らない可愛さなので皆さんも推してみませんか?
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