2018.09.05 [ 林務課 ]
タイトル「いよいよ間伐に挑戦!~その1~(「さとぷろ。学校」第5講)」
今回の実習では、残したい木を選ぶポイントを、「高く売れそうな木」としました。
成長の良い木、真っすぐな木、傷などがない木・・・選んでみると6本しかありません。
伐採する木の目安が調査結果から6本くらいなので、あと13本くらい残す木を決めないといけませんが・・・
最初に決めた6本の残存木の他は、成長が悪かったり、曲がっていたり、傷があったりして優劣をつけるが難しいため、考え方を変えて、6本の残存木を収穫する最後まで残す木(保残木)として、その周りにある、保残木の成長の邪魔になる木を伐採木として選定するということにしました。
すると、不思議なことに、あれも邪魔、これも邪魔、という感じで次々に伐採木が決まりました。
結果的に今回の実習では10本伐採することが決まりました。(伐採本数10本÷立木数25本=0.4(40%の伐採率での間伐を行うことになります)
※伐採率というのは、森林の状況によって異なります。今回は、残存木より成長の悪い劣勢木を多く伐るため、残存木が風や雪などの気象害の影響を受けることが少ないと考えられるため、伐採率40%でも大丈夫だろうと判断しました。
さぁ、いよいよ伐倒作業に・・・と、その前に伐倒作業はのこぎりを使って行いますが、まずはのこぎりの使い方、受け口の作り方についての講習を受けます。
のこぎりは刃物なので、取扱いには十分注意する必要があります。
コツをつかむと楽に切ることができます。
受け口については、座学で学んだことを活かして、のこぎりで練習をします。
切り株を使って練習をします。水平に切ること、開口線を合わせることがとても難しいです。
なかなかうまくいきませんが、練習をすることで、正しい受け口を作ることができるようになります。
正しい受け口を作ることは、安全作業のポイントの一つになるので、しっかりと確認することが必要です。
さて、次回はのこぎりを使って、木を切る作業の「伐倒作業」に入ります。
安全第一!楽しく作業ができるよう支援していきたいと思います。
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