2019.02.18 [ 松本建設事務所 ]
上高地の道は松建が守る!
こんにちは、松本建設事務所のTです。
冬になると寒さは厳しいですが、自然の雪景色は本当に美しいものです。
長野県の自然といえば全国的に有名な「上高地」。
上高地を流れる梓川は水が澄んでいて、美しい景観を作り出しています。
しかし、時として猛威をふるうことも。
平成29年6月~7月、登山で使う遊歩道を守っていた護岸が流されてしまいました。
「このままでは歩行者の方が危ない! 我々松建で守らなければ!」
… ということで、今回は上高地の復旧工事をご紹介します。
現場は徳沢ロッヂの下流近く。
新たに作る護岸は、自然との景観に合うように目の前の河原から採取した石と
コンクリートで石積みの護岸を作りました。
石積みの端が崩れないようにコンクリートの壁を設置したり、護岸の表面が削られるのを防ぐため
木枠に石を詰めてガードするなどの工夫を施したそうです。
この工事は平成29年12月から取り組み始めましたが、現場代理人さんいわく
「地下水が多い現場だったので、水の排除に苦労しました…」 とのこと。
上高地の現場は基本的に地下水が多いため水路を作って水を排除しながら工事を行ったそうです。
また登山客の方も多いので仮設道路を作り、道路の路面状態や路肩の点検整備を行い
「安全の確保」を常に心がけていたそうです。
大変なのは現場だけではありません。
上高地は国立公園に指定されています。そのため工事を行うにも環境省をはじめ、
様々な国の機関へ許可申請をしなければならなかったそうです。
現場担当者のKさんは一言。
「申請項目が多すぎて大変でした。 結構手間取りましたね…。
ですが、全国的にも有名な上高地を担当できてよかったです!
景観にマッチした復旧個所をぜひ多くの方に見ていただきたいです!」
現場代理人さんやKさんの言葉からわかるように、数々の苦労と工夫が詰まったこの工事。
上高地へ行った際は、ぜひこの護岸に注目してみてくださいね!
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