10月3日土曜日、安曇野市烏川地区において、野草の引っ越しイベントが行われました。
この地区では、経営体育成基盤整備事業により平成24年度から、ほ場整備工事が実施されています。
自然環境保全については、環境保全対策の一環として事業の中で行うもので、有識者に意見を聞きながら環境調査を進めてまいりました。
今年度工事するエリアには、貴重な在来種の密度の高い場所があり、そこを地域の人の力を借りて移植することとし、市やほ場整備の実行委員会、環境保護団体、工事請負業者、県による「安曇野の野草を守る連絡協議会」を組織して、保護の方法を検討し、今回のイベント実施に至りました。
8時半に公民館に集合しました。地元の方や自然保護に興味にある人など、総勢41人が集まりました。
安曇野市教育長、ほ場整備の実行委員長の挨拶があり、県担当者から作業の説明がありました。
堀取場所へ移動する途中、水路沿いで植物の観察会が行われました。みなさんからの質問がたくさん飛び出し、予定を30分もオーバーしてしまいました。
移植対象植物です。
いよいよ堀取り作業を開始します。作業方法や注意点を確認のうえ、みなさんそれぞれ堀取り始めました。事前の調査で、移植対象植物にはマーキングしてあります。
この場所は、石が多く大変苦労して堀り取っていました。植物は、種類毎に分け、麻袋に入れていきます。
採取した植物は、麻袋に入れて運搬します。種類毎に軽トラックに積み込み移植先へ運搬しました。
ちょうどお昼時に堀取り作業が終了し、各自昼食をとった後に移植先に移動しました。
移植先は、工事エリアのすぐ近くにある、国営アルプスあづみの公園です。国営公園のの協力により移植場所を確保してもらいました。
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