2014.08.12 [ 自然・観光地 ]
常念、蝶ヶ岳へ山小屋監視に行ってきました
今年、2014年は長野県において7月の第4日曜日を「信州 山の日」と制定し、
「信州の山 新世紀元年」と位置づけた年です。
8月3日に北穂高岳への登山記事を紹介させていただきましたが、
新世紀元年の山小屋監視業務はこれだけでは終わりません!
7月31日と8月1日の一泊二日で、常念山脈にある常念小屋、蝶ヶ岳山頂直下の蝶ヶ岳ヒュッテ、
そして大滝山の大滝山荘を、松本保健福祉事務所と合同で訪問しました。
ちなみに今年は、7月29日に少し南の徳本峠小屋にもお伺いしています。山の夏は短いですからね!
ということで監視業務初日、まだ辺りの暗い朝4時に松本合同庁舎に集合し、
車で安曇野市の一ノ沢登山口まで移動。まずは常念小屋を目指して登り始めます。
登山道は沢の清流に沿って整備され、汗ばむ肌に沢風がひやり。
普段味わうことのできない、山ならではの心地よさがありました。
約5時間かけて常念小屋に到着し、さっそく監視業務へ移ります。
監視対象は食品や寝具の衛生状態、診療所の管理状況など多岐に渡りますが、
私の担当は北穂高と同じく主にし尿処理状況の確認、つまりはトイレです。
従って汗だくでトイレに駆け込んでカメラを構えます。
うん、素晴らしいトイレですね。トイレは素晴らしいです。
下水道の整備された市街地などの地上と違い、山ではし尿の処理がたびたび問題となります。
水が貴重なため浄化槽などをそのまま設置することも難しく、温度が低いので発酵等の処理も簡単ではありません。
ほとんどのトイレに料金箱が設置されているように、トイレ運営は大変な手間とコストのかかる、
非常に深刻な問題です。山小屋によってはそのままヘリを使って地上に降ろしているところもあるようです。
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