長野県林業総合センター 指導部 ぶらた森 です。
8月の医療非常事態宣言を受けて閉館していた森林学習展示館ですが、皆様の感染対策が功を奏し、当初予定よりも一週間早く、9月14日から再び開館できるようになりました。
閉館中は、2回ほど皆様の近くでも観察できる森の便りをお届けしました。
閉館を決めた8月は、まだまだセミが鳴いていましたが、徐々に涼しい日も増えてきて、9月の声を聴く頃から、シラヤマギクが咲くなど、野菊が咲き始め、吹く風とともに秋がちかづいていることを感じます。
森の中を散策していると、緑の森の中で、小さな赤い実が付いているのを見かけました。
まるでトチノキのような葉を付けていることから名づけられたトチバニンジン。
初夏に咲く白い花は余り目立ちませんが、木々の紅葉もまだなく、色づいた赤い実が少ない今の時期はとても目立ちます。
まだまだ、秋のはじまりという感じで、夏の花はなくなり、秋の花も少ないなど、林業総合センターの森は、端境期ではありますが、本格的な秋を迎える前に、皆さんを迎えられることはとてもありがたいことです。
10月から11月にかけて山の上から徐々に紅葉前線が下がってくる季節です。
季節の良い時期を迎えましたので、密を避け、静かな森林散策を楽しまれてはいかがでしょうか。
森林学習展示館は、月曜休館ですが、土曜日、日曜日、祝日を含めて9時から16時まで開館しております。
まだまだ感染拡大の危険が残る状況ですので、感染予防対策を講じた上で、密を避けながら静かに自然と向き合っていただければ幸いです。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
長野県林業総合センター 指導部
電話 0263-52-0600
メールアドレス: ringyosogo@pref.nagano.lg.jp
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