林務課のKです。
岩州は安曇野市明科の東川手にある里山で、国土地理院の地図上では「岩州公園」と記載されています。一帯は山城跡や謂れのある大岩が尾根沿いに点在し、眺望の利く露岩の上や木々の間からは北アルプスが良く見えます。
6月下旬、晴れそうな半日を見計らって行って来ました。
歩道(登山道)は鳥居の左から始まります。
早速大岩(蛇岩)を回り込むと、
常念岳がきれいに見えました。
所々にある露岩の上からは眺望が楽しめます。
いくつかの大岩には名前と言い伝えの解説があります。(烏帽子岩)
山城跡の解説もあり、戦国時代の人々がこの尾根筋を行き来していた様子が偲ばれます。
後立山連峰も望むことができました。(爺ヶ岳(左)と鹿島槍ヶ岳)
歩き始めて1.5kmぐらいのところに不動岩があり、ここで岩州の終点になります。
登山口に戻る途中で横谷城址(高松薬師城)に寄り、ここから枝尾根の先まで行ってみました。
北西に伸びる枝尾根を辿ると、林の中に天狗社址の標識がありました。
岩州公園は標高1000mに満たない里山です。起伏もなく手軽に楽しめる面白い散策コースですが、細い尾根道や崖があって滑落の危険もあるので、不明瞭な山道には入らないよう注意が必要です。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
松本地域振興局 総務管理課
TEL:0263-40-1955
FAX:0263-47-7821