<夏メニュー:タピオカミルクティーはもちろん、ブラックマンゴーティー、レモネード、モヒートも人気>
―現在は冬バージョンということで、ホットタピオカミルクティーなどホットメニューもありますが、メニューについては?
最初は仕込みやオペレーションが不安だったので、3つほどにしていましたが、やっぱり出したいメニューがどんどん増えて、今は10種類ほど提供しています。タピオカミルクティーも、ミルクティーにすごく力を入れました。色んなお店に行ったり、茶葉のセレクトや温度、淹れ方といった研究はもちろん、私自身あまり牛乳が得意ではないので、そんな私でも飲めるように配合には特に気を配っています。そのせいか、牛乳が苦手な方でも「うちのタピオカミルクティーはおいしい!」と言っていただけるのを聞くと嬉しくなりますね。お店を開けている時はほぼ毎日来てくれる近所の方もいて、リピーターも多いんです。
―スタンドタイプなのに、スタッフがお客さんとすごくコミュニケーションをとっていることが、リピーターが多い理由でもあるかと思えましたが、最盛期はどのくらいお客さんがいらしたんですか?
夏場は一日に500人ほどの来店がありました。予想を超えた忙しさでした。実は、このスタンドでの販売は10月に閉めようと当初は計画していました。それが、本当にたくさんの方に来ていただき、ここで続けてほしいという声をたくさんいただいたので、一旦お休みして「冬囲い」をして、12月から再開しました。
<ストローで飲める温度(左端)とスプーンで食べる温度(右端)の2タイプのホットタピオカミルクティーも味わえます>
―冬に営業するのは予定外だったんですね。
そうなんです。でも囲ったことで、私自身が結婚式などのヘッドドレスや装飾をしたり、アクセサリー作家として【WeHiLaNiii(ウェヒラニ)】というブランドを立ち上げているので、作品を展示するスペースができました。これは、私の作品だけでなく、安曇野などにいるアーティストの方々とコラボレーション出来る!という別の想いも叶えられたので、プラスになっています。
<この日はお店に塩尻のキャンドルアーティストの作品が展示販売されていました。>
―島さん自身がアーティストでもあったんですね。そもそも「株式会社安曇野の良さを伝えたい」という社名はすごいですね。
私は地元出身で、学生時代は東京に行きましたが、帰ってこようと思っていました。戻ってきて、色々な方と出会って縁ができて、やっぱり安曇野は良い、この想いを拡げていきたい、発信したいと思って4年ほど前に活動をはじめました。カフェとホステルを計画していく中で、法人化したほうが良いと思い2018年に登記しています。
もっともっと生活しやすい街にしていきたいと思っています。カフェやホステルも、色んな方とつながる場所になるので、そこをベースとして展開したいですね。
―今後の「安曇野の良さを伝えたい」の展望は?
まずはカフェとホステルをOPENさせます。ただ1度計画に失敗したので、社員と話し合って「自分たちでできることは自分たちでやろう。納得いくまで焦らずにやろう。」というスタンスに変わりました。これはトラブルから学んだことですね。2020年の冬頃までに、このLittle kiiiyaがある場所で開業する予定です。イベントも手掛けていますし、色々とやりことはありますが、「Little kiiiya」という名前の「きーや」には「よってきいや、たべてきいや」という言葉と、「key:何かカギとなるような、きっかけづくりができる場所」という想いをこめています。地元の方々と一緒にさらなる進化を遂げて、もっと「安曇野は素敵なところだね」と思ってもらえる活動をしていきたいです。
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