2017.05.15 [ 特産品・名産品 ]
今年度最初の「信州の環境にやさしい農産物認証」の現地審査を行いました。(その1)
長野県では、信州の美しい自然環境を保全し、消費者の皆さんに安心して農産物を食べてもらうため、「信州の環境にやさしい農産物認証制度」に取り組んでいます。
この制度は、通常栽培と比較して化学肥料と化学農薬を50%以上(または30%以上)削減して栽培された農産物を長野県知事が認証する制度です。
この制度では、申請された全ての農家さんを対象として、書類審査だけではなく、現地での審査も行っています。現地審査では、専門の審査員が、栽培履歴やほ場の状態などを確認します。
4月下旬に、本年度最初の現地審査を行いましたので、その様子などをお伝えします。
今回の審査では、認定された農産物のうち松本地域の野菜の審査を担当している長野県農林研究財団の藤森審査員と、松本農業改良普及センターの担当者と一緒に、アスパラガスとレタスを生産する、2件の農家さんのもとへ伺いました。
最初に伺ったのはアスパラガス生産者の、塩尻市の西村さんのほ場。
西村さんは、もみ殻や米ぬかを使った自家製の堆肥を使用することで、化学肥料の50%削減を実現しておられます。
藤森審査員と西村さんとの間では、どんな堆肥を使うのが良いか、微生物が土や作物にどんな働きをするか、といった内容の熱心な会話が交わされ、西村さんの土づくりを大切にする姿勢やより良い作物にしたいという思いが伝わってきました。
今年は、例年より生育が遅れているとのことで、収穫までには、あと2週間ほどかかるそう。
ブログへのコメントをくださいとお願いすると、
「おいしいアスパラ、甘いアスパラにこだわっています」とのこと。
西村さんのアスパラは直接販売もされていて、
口コミで評判が徐々に広がり、販売量も年々増えているのだとか。1度食べると他のアスパラが食べられないという方、1度に10 kg、20kgと買っていく方(!)もいるそうです。
皆さんも、ぜひこだわりのアスパラを食べてみてください!
次回は、レタスの現地審査の様子をお伝えします。
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