来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

東洋計量史資料館を見学しました

計量検定所の計量男子の坊です。本年4月から計量業務に従事しています。
今回、国内最大の計量史展示館である「東洋計量史資料館」(松本市埋橋)を訪ねました。館内には、国内外の「計る・測る・量る」ことに関わる古い度量衡機器(はかり)が展示され、貴重な所蔵品は1万2千点に及びます。
坊は、大の時代劇ファンということもあり、特に、目に留まった「はかり」は、江戸時代の両替商でおなじみの両替天秤です。

「水戸黄門」、「遠山の金さん」、「必殺シリーズ」など懐かしい昭和の時代劇は、悪人を懲らしめるストーリーが前提のため、汚職に繋がる小判や千両箱のやり取りや庶民を苦しめる高利貸の両替商の登場は劇中定番の演出となっています。
余談ですが、江戸時代の貨幣制度は、金貨は両・分・朱の3種類の額面(1両=4分=16朱)となる4進法が用いられています。
そもそも貨幣交換を生業とする両替商が登場した背景は、当初、額面のある金貨と銀の重量を単位(貫、匁)とする銀貨の交換比率は一定でしたが、幕府は、財政窮乏から金の含有率を落した金貨を発行し、銀貨との交換比率の変動に伴い、貨幣市場が形成されたためです。
このことは、現在のウクライナ情勢における円・ドルの為替レート(円安・ドル高傾向)において、円を金貨、ドルを銀貨に置き換えることができ、物価にも大きな影響を及ぼすことは今も昔も同じです。
これまで時代劇関連の内容となりましたが、皆様も、機会があれば、本題である東洋計量史資料館の貴重な所蔵品を通じ、先人の知恵・技術に触れてみるのは如何でしょうか。

また、シーボルト事件で有名な伊能忠敬が測量した日本地図(レプリカ)も展示されており、当時の測量技術の高さや地図精度に感銘を受けました。
歴史や骨とう品に関心がある方、時代劇ファンにもお勧めの資料館です。

◇「東洋計量史資料館」見学のご案内
場  所:長野県松本市埋橋1-9-18
予 約 制:(問合せ・予約)TEL 080-9741-3795(担当直通)
入 館 料:大人(高校生以上)/500円
小人(小・中学生)/200円
※小学生未満 無料
開館時間:10:00~16:00(最終入館15:30)

東洋計量史資料館(全景)

東洋計量史資料館ホームページ
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