2013.01.31　［■信州 de 湯彩健美］

信州 de 湯彩健美【5】スベスベなお肌にオススメの温泉

穂高温泉郷といえば、「八面大王足湯」を思い浮かべる方も多いかもしれません。

「八面大王（魏石鬼八面大王）」とは、安曇野に伝わる民話に登場する鬼のこと。

その昔、人さらいなどの悪さを繰り返していた八面大王を坂上田村麻呂が征伐し、二度と甦らぬようにと身体をばらばらにして、頭を現在の松本市筑摩神社の首塚に、耳と足を穂高有明の耳塚・立足に、胴体を北穂高の狐島と大王わさび農場がある御法田に埋めたという言い伝えが残っています。
（一方では、この安曇野地方の正義の支配者とみる説もあるんだとか・・・）

この民話にちなんで作られた「八面大王足湯」は、無料で入れる癒しスポットで、穂高温泉郷のお湯を誰でも気軽に楽しむことが出来ます。中央の大王の顔像は、ちょっと怖そうなものからひょうきんなものまで表情が八種類あるのも面白いですね＾＾

また、安曇野市は北九州に栄えていた海人・安曇族が、大陸との交易の拠点として住みついた土地とも言われています。
穂高神社には、その安曇族の祖先となる神様が祀られており、毎年9月27日に行われる「御船祭り」は、まさに海上での荒々しさや力強さを思い起こさせるような迫力があります。

安曇野市は、村の守り神として繁栄や五穀豊穣などを願って立てられた道祖神が多いことでも有名。しかも、男神・女神が寄り添っている姿の双体道祖神が数多くあり、握手をしているものから結婚式の様子を表したものまで様々。
仲睦まじそうな道祖神の姿を見ると、自然と笑顔になります。

近年では、この道祖神を巡るコースが恋愛スポットとして若い女性に人気を集めています。道祖神から幸せパワーを分けてもらえるかも！？しれません。