2013.01.31 [■I ♥信州(あいラブしんしゅう)]
<VOL.215>I♥信州(あいラブしんしゅう)
“歩いて感じる信州でのスローライフ”(2)
信州の若者に伝える思い
「I♥信州」は、長野県外から信州へ移住された方に、移住のきっかけや信州での暮らしの様子をお伺いし、長野県の魅力をさらに伝えていこうというコーナーです。
第7回目のI♥信州は、2012年に神奈川県横浜市より佐久市に移住された、古澤守さん・千絵さんご夫妻にお話をお聞きしました。
前編では、古澤さんご夫妻が信州に移住するまでの経緯や、日々、町中を歩き、暮らしを楽しんでいる様子をご紹介しました。
◆前編はこちら
後編では、長野県の若者を応援したい、という古澤さんご夫妻また信州横濱倶楽部の活動や移住を考えている人へメッセージなどをお話いただきました。
■シニア世代は世の中に恩返しを。「横濱倶楽部」・「信州横濱倶楽部」
横濱倶楽部の活動の様子(古澤さん提供)
信州と横浜のつながりを深める活動を4年前から進めている「横濱倶楽部」・「信州横濱倶楽部」。
古澤さんは代表世話人として会員の皆さんから信頼を集め、様々な情報発信を行っています。
「横濱倶楽部」・「信州横濱倶楽部」では様々な技術を持った職人の皆さんや、大きな可能性をもったバイタリティーあふれる30代・40代の若手の人達のバックアップに力を入れています。
◆信州横濱倶楽部:横濱倶楽部の会員から第二のふるさとのような地域とも交流していきたいとの声を受け発足しました。長野県立科町は、倶楽部会員とのつながりが深く、その地に選ばれました。立科町のりんごを使ったりんご酒「たてしなップル発酵シードル」を製造・販売している「たてしなップル」の支配人、武者文博氏が信州横濱倶楽部の事務局長を務めています。
・たてしなップル http://tateshinapple.jp/
仕事や子育てが一段落し、ようやく自分自身また夫婦の時間にゆとりが持てるようになるシニア世代。これまでに培った様々な経験や貴重な知恵など、これからは少しずつ世の中に返していかないといけない、と守さんは話します。
横濱倶楽部・信州横濱倶楽部の
活動について話す守さん
守さん:「はっきり言えば僕達はもう権力や名誉、お金もいらない世代。今、職人さんや・30~40代の若手・2代目の経営者は苦労して事業を頑張っています。横濱倶楽部では少しでも彼らのような若者達の役に立てればという想いで活動しています。
現在は115社の素晴らしいオーナー(経営者)のみなさんに参加していただき、一ヶ月に一度定例会を設けています。定例会では若者達に向けてアドバイスや、様々な悩みの相談にのったりと活発に活動しています。」
古澤さん、横濱倶楽部の考える、世の中に返すことのひとつが“若者を育てていく”ということでした。
古澤さんお勧めの地元岩村田の
長野県立北佐久農業高等学校の生徒さんが
生産した「あんずシラップづけ」の缶詰
守さん:「僕達は若者が好きなんです。
それに、信州の若者は一生懸命で良いですね。
企業などで頑張っている人だけじゃなくて、近くの高校の女生徒さんが、商店街でリヤカーを牽きながら花を売っていたりする姿はなんとも健気で、自然と応援したいという気持ちになります。
農業高校で一年に一度売っている野菜も安くて美味しいし、横濱倶楽部のメンバーにお土産で持っていくとみなさんに喜ばれます。来年はどこどこの高校と提携しようかという話もしています。」
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