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Vol101■とく☆とく信州(週刊信州2周年記念連載)


独特の甘酸っぱい「すんき漬け」が
入っている。

<すんきそば>
「すんき」とは、木曽地方で採れる赤かぶの菜っ葉を乳酸発酵させて作る無塩の漬け物です。
独特の甘酸っぱくなったすんき漬けを細かく刻んで、温かいかけそばの上にのせた木曽地方独特の食べ方です。

「すんき漬」については「週刊信州vol.54読まなきゃチョーソン市町村」もどうぞ(パソコン・携帯兼用)

<クルミそば>
クルミは、良質のたんぱく質、脂肪を含み、ビタミンB1、カルシウム、リンなども豊富な栄養食品ですが、実は、長野県が全国一のクルミの生産量を誇っているのです。
クルミをすり潰して、そばつゆに入れて食べると、クルミの甘く香ばしい香りが口の中に広がって、今までとは違う味の楽しみ方ができます。
クルミの中でも、できれば通常の菓子グルミよりも油脂分が控えめなオニクルミが手に入ると良いのですが、お店で売っている菓子グルミでも結構です。是非、ご家庭でも試してみてください。


オニクルミをフライパンで炒ると、貝のようにわずかに隙間ができる。
それを割って実を取り出す手間が美味しさにつながる。

最後に「信州そば」の発展に取り組んでいる民間レベルでの活動をご紹介します。
平成20年6月に県内のそば店主やそば生産者など有志のメンバーが集って「信州そば産地表示推進協議会」が設立されました。
この協議会では、独自に定めた下記の基準に沿ったそば店を申請に基づいて「信州そば切りの店」として認定しています。

1.県内産そば粉を使用
2.小麦などのつなぎは30%以下
3.全工程が手作業
4.1~3を「信州そば切り」と定義し、年間で5割以上提供していること、又は長野県産以外のそば粉をブレンドしている場合には、60%以上長野県産を含むこと。
5.長野県産以外のそば粉を使用する場合には、その産地、割合等を店舗内に明示すること。
6.当協議会が委嘱する食味審査会の審査に合格していること。

上記の審査に合格したお店には、写真の看板が掲げられていて、現在、30店舗以上が認定されています。
「信州そば切りの店」についてはコチラ(パソコン用)

今回取り上げた「信州そば」を盛り上げていこうとする取り組みや、地域の風土や伝統を活かしたお蕎麦は、ほんの一例にすぎず、この他にも数え切れないほど、長野県内には様々なそば処や食べ方がありますので、是非、信州にお出掛けください。

~編集部から~
素人蕎麦打ち名人の板倉副知事による「お蕎麦のとっておき話」を6回にわたり連載してきましたが、今回で終了となります。
板倉副知事は、この8月末をもって退任されることになりました。
信州の魅力を「蕎麦」という切り口で伝えようと、快く連載にご協力いただきましたこと、感謝申し上げます。

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