楽園信州

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<VOL.234>四季彩だより~信濃の国から~

夏だ!奇祭だ!~榊祭り~(佐久市)

朝は日陰になる道を見つけて通勤。昼間はなかなか冷房が入らない部屋での仕事・・・と、暑さに四苦八苦の日々が続いています。
そんな毎日ですが、湯上り後の“キンキンに冷えた”ビールに毎晩癒されているのは、私だけでしょうか・・・?
さて、今回は、真夏の川面に炎が踊る!信州の奇祭の紹介です。


(放物線描く松明の炎)


長野県の東部にある佐久市の望月地区(旧北佐久郡望月町)は、かつては、中山道六十九次のうち、江戸から数えて25番目の宿場である「望月宿」として賑わいを見せていました。
この地に、室町時代から約500年以上続くと言われる「榊祭り(さかきまつり)」という火祭りがあります。


(火の鳥ならぬ火の滝)

この祭りは、火と古くから神事に欠かせない「榊」によって一切の不浄を払い清め、五穀豊穣や無病息災を祈る大伴神社の例祭で、毎年8月15日に開催されています。

暑さみなぎる真夏の夜、数百人もの若者が手に手に松明(たいまつ)を掲げて、松明山から約2㎞先の望月橋まで一気に山を駆け下ります。

そして、橋の上からその火を鹿曲川(かくまがわ)へと投げ込みます。

次々と川面に投げ込まれる松明。
闇夜に長い火の弧を描き落ちていくさまは、まさに“火の滝”そのもの!!

美しくも幻想的なその光景に、ひととき、夏の暑さもすっかり忘れて、見とれてしまうに違いありません!!

その後、若者たちは4基の「榊神輿(さかきみこし)」を担ぎ、「あおり」「まわし」「土付き」というそれぞれの激しい動きを繰り返しながら練り歩きます。


(ソーレ!ソレソレ!!)

この神輿ちょっと普通の神輿とちょっと変わっていませんか?
よく見ると、担いでいるのは榊の生木!(実際には榊がないので、別種類の木を使用しています。)

若者たちは、望月地区の4つの組ごとに赤・白・青・緑のたすきを掛け、同色の布を神輿(生木)に巻いて、ワッショイ!ワッショイ!


(境内目指して突進!!)

そして・・・担いでいる神輿をなんと!
地面に叩きつけたり、神輿同士をぶつけ合ったりするのです!

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