楽園信州

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<VOL.236>四季彩だより~信濃の国から~

湖面に華開くニューフェース ~全国新作花火競技大会~(諏訪市)

観測史上最高気温41℃を記録するなど、この夏は猛暑というより“炎暑”の日本列島!!
お盆も過ぎたこの頃、夜、寝室の窓を開けると、虫の声が庭から聞こえてくるようになりました。
どんなに夏が暑くても、秋は一歩一歩、近づいて来ています。
今回は、秋の装いを少しずつ映し始めた湖面に華開く、花火大会の紹介です。
今年も諏訪の一夜が光の渦と人で埋め尽くされます!


(写真提供:諏訪市)


(写真提供:諏訪市)

諏訪湖の花火大会といえば、毎年8月15日に開催される「諏訪湖祭湖上花火大会」が有名ですね!
毎年、全国から約50万人もの観客が訪れ、打上げ総数約4万発の花火が夏の諏訪湖の湖面を鮮やかに染め上げます。

さて、今回紹介する花火大会は、諏訪湖祭湖上花火大会と並ぶ、諏訪市が全国に誇る二大花火大会のうちの一つである「全国新作花火競技大会」です。
   
諏訪湖祭湖上花火大会は、一般の花火師が参加する大規模な花火大会として知られていますが、この全国新作花火競技大会は、その名のとおり競技大会であり、全国から選ばれた花火師が自慢の“新作”花火でその技を競い合います。


(写真提供:諏訪市)

この花火大会、今年で31回目を迎えます。
昭和58(1983)年、「第4回杜の賑い『諏訪明神ふるさと祭り』の宵祭りに日本交通公社(現:(株)JTB)の協力を得て、花火が打ち上げられたのが最初で、時間は15分程度でした。
平成8(1996)年の第14回大会から大会名が現在の「全国新作花火競技大会」となり、この年は、日本煙火芸術協会員約30社が参加し競技花火として、イメージ曲とともに10号玉2発、7号玉3発が打ち上げられ、審査が行われるようになりました。
   
昨年の第30回大会は、25人の花火師が経済産業大臣賞(優勝)を目指し、その卓越した技を競い合うとともに、記念大会として5号玉100連発も行われ、打上げ総数約1万8千発、約30万人の観客が一夜限りの光と音の競演に酔いしれました。


(写真提供:諏訪市)

この大会、8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会の約4万発に比べれば、1万8千発と規模は小さいものの、比較的落ち着いて鑑賞できると、毎年観客数が増加してきています。

今年の第31回大会は、9月7日(土)19:00~20:30(雨天決行)に行われる予定で、打上げ数は約1万8千発、花火の最大サイズは10号玉、約30万人の人出を予想しています。

諏訪湖を舞台に全国の意欲ある花火師が、斬新な発想と独創性に富んだ自術で創作した芸術性の高い新作花火を競うこの花火大会!

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