楽園信州

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<VOL.192>四季彩だより~信濃の国から~

「飯田時又灯ろう流し」開催 (飯田市)

夏本番!信州でも各地で花火大会が始まり、
毎晩どこかで、夏の夜空を華やかにしています。
今年も南信州の夏を彩る「飯田時又灯ろう流し」が開催されます。


(川面を静かに下る灯ろう)


飯田市は、長野県南部に位置し、東に南アルプス、西に中央アルプスがそびえ、南北に天竜川が流れる谷地形(伊那谷)が広がり、豊かな自然と優れた景観、四季の変化に富んだ気候風土に恵まれています。
養蚕や水引などの伝統産業により発展し、現在では、精密機械・光学などのハイテク産業や半生菓子・味噌などの食品産業、市田柿・りんご・なしなどの農業が盛んに行われています。

灯籠流し(とうろうながし)は、死者の魂を弔って灯籠(灯篭)やお盆の供え物を海や川に流す行事で、一般的には、お盆の行事である「送り火」の一種となっています。


(南信州の夜空を彩る花火)

飯田市時又(ときまた)で行われる「飯田時又灯ろう流し」は昭和初期から始まった新盆供養の行事で、南信州の夏の風物詩となっています。

今年は8月16日(木)、“天竜舟下り”の乗降場所である天竜川時又港で午後7時から行われます。

花火が打ち上げられる中、読経に合わせ御霊を乗せた灯ろうが、先祖や故人を偲ぶ人たちの様々な思いや祈りを乗せ、天竜川の川面を照らしながら静かに流れていきます。


打ち上げられる花火は約2,000発!で、飯田・下伊那地方随一の規模を誇り、スターマインやナイアガラのほか、川面を彩る「金魚花火」が楽しめます。

天竜川を流れていく灯ろうと夜空を彩る花火のコントラストは実に鮮やかで、観る人を魅了するに違いありません!

今年は、時又灯ろう流し写真コンクールも開催されます。皆さんの“力作”が楽しみですね!

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