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Vol.41 特集■工芸のまち、松本へ

工芸の五月、クラフトフェアまつもとへ行こう

5月ってどこへ出かけるにもホントに気持ちのいい時期ですよね。
公園でお昼を食べて、ひなたぼっこを楽しみながら、うとうと昼寝zzz
うーん、魅力的(笑)

松本市のあがたの森公園も、松本市街地にあるのどかな公園の一つ。
でも5月30日と31日の(土・日)だけは別の話。
そうこの日は、日本最大級の工芸の祭典「クラフトフェアまつもと」が開催されるんです!


昨年のクラフトフェアまつもとには、2日間で約11万人が訪れた

あがたの森公園はコチラ≫

■クラフトフェアまつもとの歩み

このクラフトフェア、1985年からスタートし、今回で25年目を迎えるという、伝統のあるイベントです。でも、その始まりは決して楽なものではなかったようです。会場が松本市のあがたの森公園に決まるまでにも紆余曲折があったとか。

そして、なんとか開催にこぎ着けた第1回。参加は45組65人というこじんまりしたものでしたが、公園の開放感やクラフトマンたちに漂う緩やかな空気感が、誰もが自分の好きなように楽しめるという、この「クラフトフェアまつもと」ならではの自由な雰囲気を生み出しました。


記念すべき第1回のポスター

その後、回を重ねるごとに、参加者も来場者も増え、1993年の第9回の時には、なんと263組ものクラフトマンが参加したそうです。
しかし同時に、規模ばかりが大きくなって、作品の質や雰囲気が低下してしまっているのでは、というマイナス面も心配されはじめました。そこで、あがたの森公園のゆったりとした空間と共にクラフトを心ゆくまで楽しめるという良さを残すため、第10回以降からは、出展者の選考が行われるようになったのです。

選考が始まった後も参加を希望するクラフトマンは増えるばかり。なんと今年は、1250組もの応募があったんですって!全国的に最大級のこのクラフトイベントは、今や、クラフトマンの登竜門にもなっているんですよ。

もちろん全国から集結するのは、クラフトマンだけではありません。お気に入りの作品を探しに、多くのクラフト好きがやってきます。そういえば去年のクラフトフェアで、こんな人に出会いました。
「自分は東北に住んでいるんだけれど、九州在住のすごく好きなクラフトマンがここで出店すると聞いてやって来たんですよ。さすがに九州までは大変だけど、松本ならなんとか来られるし。本人と直接話ができるっていう機会も、滅多にないですからね」
なるほど、日本の中心ともいえる松本市は、様々な人が集い、そして交流する絶好の場所なのかもしれません。

クラフトフェアまつもとはコチラ≫

■五月といえば、「工芸の五月」
「クラフトフェアまつもと」は、全国的には知名度の高いイベントではありましたが、実は地元の人にはあまり知られていなかったという事実も。
松本市を中心とするこの周辺地域には芸術文化が根付き、数多くの美術館やギャラリーがあり、せっかくアートに対する高い感度を持っているのだから、クラフトフェアにあわせて地域が一帯となる取り組みが出来ないか。3年前にそんな思いから新しい取り組みが始まりました。
これこそが「工芸の五月」。
クラフトフェアの行われる5月を工芸月間として、松本市内の美術館や博物館、松本市や周辺市町村のギャラリーやショップなどが連動して、様々な企画展やイベントが行われるんですよ。参加施設等でもらえる地図を手に、工芸めぐりを楽しんでみてくださいね。


松本市内のギャラリーやショップで見つけたかわいいクラフトアイテムたち
クラフトフェア会場以外にも、見所はいっぱい
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