2009.06.04 [上伊那エリア]
Vol.43特集■ホタルの里で楽しむ幻想的な世界
日本の初夏の風物詩、ホタル。
名前はよく知っているけれど、実際に見たことがない…そんな都会っこが増えてしまっているのでは?
一般的にホタルといっても日本には40種類程度が生息しています。中でも、発光して私たちの目を楽しませてくれるのは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、マドボタルといったところ。
そのホタルの代表格がゲンジボタル。
他のホタルと比べ、体が大きいので光も強く、長時間光っているので、ホタル鑑賞にはもってこい。
しかし、水がきれいな川にしか生息できないので、どんどんと見られる場所も減ってきてしまっているという悲しい現実も。
とはいっても、豊かな自然がいっぱいの信州には、ホタルの群生が見られる場所が、まだまだ残っていますよ。
ゲンジボタルの体長は15mm程度。卵の中やサナギの状態でも発光するんですよ。知ってました?
辰野町の松尾峡は、東日本随一のホタルの名所として知られています。
ここは、天竜川の水が流れ込み、カワニナという小さな巻貝の繁殖に絶好の場所。カワニナを餌とするホタルにとっても生息しやすい場所なんです。
明治の頃から「ホタルの里」と呼ばれ、当時は、川沿いに屋台や桟敷が並び、とても賑わったそうですが、生活様式の変化によって、その姿が見られなくなってしまった時期もあったとか。
そんな危機も乗り越えて、今も昔と変わらない幻想的な光景を楽しむことができます。
このカワイイキャラクターは、「たつの ぴっかりちゃん」。辰野町のシンボルであるゲンジボタルをイメージしてデザインされたもの。
毎年6月には、「ほたる祭り」が開催され、ホタルをシンボルにして、町おこしも盛んに行われているんですよ。
今回は、「ぴっかりちゃんグッズ」を読者プレゼントに用意しました。
読者プレゼントはこちらコチラ≫
さて次回は、ほたる祭りの見所や、名物などの紹介です。お楽しみに。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野県観光部信州ブランド推進室
TEL:026-235-7247
FAX:026-235-7257