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Vol.56■軽井沢・塩沢湖畔で一足早い秋の楽しみを満喫

朝晩は半袖ではちょっぴり肌寒く感じるようになり、季節が移ろいつつある信州。
グルメ、スポーツ、芸術から読書まで、自分の好きな事を思う存分楽しめる秋がやってきました。

今回ご案内するのは、軽井沢の塩沢湖。
軽井沢駅から車で10分程、中軽井沢駅からなら5分程の場所にある、南軽井沢で有数のレジャースポットです。


湖の周辺は「軽井沢タリアセン」と呼ばれています。あまり聞き慣れない「タリアセン」という言葉は、ウェールズ語で「輝ける額」という意味で、ケルト神話の、知恵者であり芸術をつかさどる妖精「タリエシン」に由来するといわれています。

あれ?軽井沢といえば夏じゃないの?って思うでしょ。
夏ももちろんいいですが、ここは秋にぴったりの楽しみが盛りだくさんなんですよ!

■軽井沢の豊かな文学世界を体験できる 軽井沢高原文庫
避暑地、別荘地として数多くの文豪に愛されてきた軽井沢。
そんな軽井沢にゆかりのある近代文学者の資料が展示され、その世界を体験できるのが軽井沢高原文庫です。
文豪にまつわる様々な企画展が行われる本館の他、堀辰雄が使用し自身の小説「美しい村」にも登場する「1412番山荘」や、有島武郎が愛人と心中した別邸「淨月庵」、そして野上弥生子の書斎がここに移築されているんですよ。
多くの作品の舞台にもなった軽井沢を肌で感じることができるはずです。


渡辺淳一の「失楽園」にも登場した浄月庵

軽井沢高原文庫のブログはコチラ≫(パソコン用)

■レイモン・ペイネの世界を堪能 ペイネ美術館
詩情豊かで愛らしい作風の「ペイネの恋人たち」シリーズが、世界中で愛されているフランスのイラストレーター、レイモン・ペイネ。その原画やリトグラフ、愛用の画材などを展示しています。愛と平和にあふれるペイネの世界が楽しめる美術館です。


愛や自然を描いた絵画の数々が、館内に幻想的な雰囲気を醸しています

そして、この美術館の建物自体も軽井沢の貴重な文化遺産のひとつ。
東京女子大学や南山大学などで有名な建築家アントニン・レーモンドが建設した「軽井沢・夏の家」と呼ばれるアトリエ兼別荘を移築したものなんですよ。


風が吹き抜けるような開放的な造りに注目!
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