2012.03.22 [コラム]
Vol176■信州「しゃべり手」リレーエッセイ【10】
生田明子アナウンサー
長野県を代表するアナウンサーやパーソナリティの皆さんに、信州の魅力を語っていただくシリーズの第10回。
今回は、SBCの生田明子(いくた あきこ)アナウンサーです。
信州に住んで10年が経過。
取材を通して県内各地をかけ巡り、信州が持つ美しい景色に感動してきた日々でした。
聳え立つ雄大な山々、
どこまでも続く青い空、
水の美しさとおいしさ、
満点の星空…
四季折々で表情を変えるその姿は、時に私の心を元気づけてくれたり、前に進む勇気をくれたり…心に寄り添ってくれる存在です(なんだか親友みたいですね)。
中でも「白馬村」は、私にとってとても大切な場所です。
初めて取材で訪れた時には、
なんて空が青いんだろう!
なんて空気が澄んでるんだろう!!
なんて山の緑が濃く目に映るんだろう!!!
と、見える景色のすべてに感激したことを覚えています。
その美しさに魅せられ何度も訪れるうちに、季節や自然に対する感覚が敏感になってきたように思えます。
白馬村の中で、私にとって最も大切な場所、それは長野オリンピックが行われた「白馬ジャンプ競技場」です。
選手達が、超人的な高さとスピードに挑む姿を目の前で見て、正直足がすくみました。
ここに来て初めて、「スキージャンプ」という競技は、想像もつかないほど高く、そして遠くへ飛ぶ競技なのだと知りました。
ジャンプ台の高さは、
【ラージヒル】 スタートゲート約138m、カンテ(飛び出すところ)86m
【ノーマルヒル】 スタートゲート約107m、カンテ66m
これを、ビルの高さに換算してみます。ビルの1階分というのは、通常3~5mと計算するようです。約4mとして計算すると…、ラージヒルの場合、“ビルの35階の高さから滑り降りてきて21階で飛び出す”というイメージです。
信じられない世界ですね。しかも、身一つで、車と同じぐらいの時速90kmというスピードを出すのですから…まさに“神業”です。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野県観光部信州ブランド推進室
TEL:026-235-7247
FAX:026-235-7257