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Vol173■南信州を訪ねる旅【1】

ところで、喬木村は、児童文学者「椋 鳩十(むくはとじゅう)」の生まれ故郷なんですよ。


かわいい動物が案内をしてくれます。

ふるさとの自然をこよなく愛した椋鳩十にちなんで、「椋文学ふれ愛散策路」と名付けられた散策コースがありました。
「椋鳩十記念館・図書館」から椋鳩十が眠る墓地まで、ゆっくり歩いて1時間ほど。のどかで美しい風景を楽しみながら歩くことができます。
いちごでお腹が満たされたところで、少し歩いてみることにしました。

途中には、こんなに眺めのよい場所も。
こちらは、「アルプスの丘公園」。ここから天竜川や南アルプス・中央アルプスが一望できます。丘のすぐ下には、椋鳩十の生まれ育った場所も見ることができました。


深呼吸したくなるような、とても気持ちのよい景色

案内してくださった「椋鳩十記念館・図書館」の久保田館長さんによると、こちらの石碑に刻まれている詩は、椋鳩十が亡くなる前日、身近な人をそばに呼んで詩をつぶやき、それを書き取らせたものなんだそうですよ。
このように、散策路には公園が4箇所あって、椋鳩十の「人」と「作品」に触れながら歩くことができます。

さて、次は、もっと喬木村の文化や歴史を知りたい!ということで「阿島傘伝承館」を訪れました。
見て下さい!この建物。傘をイメージして屋根が八角形になっているんですよ。面白いですね。


阿島傘伝承館

館内には和傘が展示されていて、日本で一番大きいと言われている傘もありました。開いた時の直径は約6m!その大きさには圧倒されました。


建物の造りがおもしろいですね。

「阿島傘」は、江戸時代の元文2年(1737年)に、京都から来た旅人によって阿島地区の人々にその作り方が伝えられたと言われています。かつては、村内の多くの家で作られ、特産品として村の経済を潤していましたが、今、その技術を受け継ぐ人はごくわずかなんだそうです。それでも、300年も前の技術が今に受け継がれているって、すごいことだなぁと思いました。

さて、いよいよ3月。信州にも本格的な春がやって来ます。
春といえば「桜」!最後に、喬木村の桜の名所をご紹介しましょう。
1900年代の始め、喬木第二尋常高等小学校氏乗(うじのり)分教場の敷地内に植えられたと伝えられている「氏乗の枝垂れ桜」です。
樹齢110年、高さは約22mもある立派な半八重咲きの枝垂れ桜です。開花は、4月中旬頃だそうですよ。

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