2012.09.20 [■I ♥信州(あいラブしんしゅう)]
<VOL.197>I ♥信州(あいラブしんしゅう)
“安曇野での「暮らす」を伝える”(2)
埼玉県から安曇野市へ移住された、宮崎崇徳さん。
前編では、安曇野へ移住するきっかけや、移住に対するご自身の考えなどをお聞きしました。
◆前編はコチラ
安曇野での「暮らす」を伝える(1)
後編では、移住を考えている方々へのアドバイスや現在活動されているNPO法人「信州ふるさと応援団」での取り組みなどをご紹介します。
(提供:NPO法人信州ふるさとづくり応援団安曇野支部)
宮崎さんは、地域の暮らしに関する情報を伝え、移住を考えている方々の手助けが出来ればという想いで不動産業に携わっています。
そのほか、NPO法人「信州ふるさとづくり応援団」で、移住者と地域の方々との交流の場を提供する活動をされています。
「信州ふるさとづくり応援団」での活動は、新たに移住をされる方のみに対してだけではなく、既に移住している方と地域の方がコミュニケーションを図れる場・取り組みを提供するということが大きな柱です。
(提供:NPO法人信州ふるさとづくり応援団安曇野支部)
その活動の中のひとつが、「ふるさとウォッチング」。
5年ほど前から現在まで15回行われており、毎回100名以上の参加者があり、そのうちの7割が地域の方、さらに半分以上がリピーターの方です。
午前中に地域の方と一緒に安曇野を歩いた後、お昼に「ぬかくど」(*1)という大きな釜戸で炊いた地元の美味しいお米をみなさん一緒に食べるといったプログラムの内容となっています。
当日は、コース内の史跡をまとめた資料を作り、プログラムによって一回歩いて終わりではなく、自分で再び歩いてもらえるようにと、参加者の方に差し上げています。最近では様々な媒体でプログラムのことを知り、県外から参加する方も増えてきたそうです。
(提供:NPO法人信州ふるさとづくり応援団安曇野支部)
(宮崎さん談)
「私たちが歩くコースは、観光地ではありません。
お宮があって、道祖神があって・・・というみなさんが生活している地域の中を地元の方やNPOのメンバーが解説しながら歩きます。
そうするとその地域がどのように成り立って今に至っているのか、どうしてこの農村景観になっているのかなど、安曇野の成り立ちが理解してもらえます。
まずは地元の方々が自分の地域を知ることが大事だと思っているので、特に移住者の方に限定したプログラムではないですが、移住を希望されている方から相談を受ける際には、こういうプログラムがあるので参加してみませんかとご紹介しています。」
「観光パンフレットでは見えない安曇野を知っていただける機会でもあるので、それを踏まえて、ご自身で別荘地に住むのか、安曇野市の中でも街中に住むのか、それとも郊外の集落の中でも十分やっていけると思うのか・・・、自分なりに判断した上でどこに住むかを考えた方がいいですよ、とお話をさせていただいてます。」
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