楽園信州

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<VOL.200>I ♥信州(あいラブしんしゅう)

<最初のターニングポイント・岐阜県飛騨高山での生活>

次第に農業への興味が高まっていく中、ある日インターネットで野菜を購入したことで親交のある岐阜県の農家の方から、『実際に農場を見に来てみないか』と誘いを受け、祥子さんとご一緒に岐阜県へ訪れた和俊さん。


田舎暮らしへの想いを語る和俊さん

開放的な景色の素晴らしさと、その場で食べた野菜の美味しさから、「こんな場所で野菜を作れたら素晴らしいな」と、農業での田舎暮らしの想いがさらに強まっていきました。

一方、祥子さんも和俊さんが田舎暮らしを望んでいることに気づき始めていました。
和俊さんから胸に秘めた農業への想いを打ち明けられ、田舎暮らしは新鮮で新しい発見がありそうだと考え、二人で以前見学に訪れた飛騨高山へ移住を決心。

本格的な農業は未経験だった三浦さんご夫妻は、まず他の仕事と兼業で農業を始めることに。
農業と兼業していたのは鉱山での仕事で、仕事の合間を縫って農業に励みました。
しかし、祥子さんの心配の種は、鉱山の仕事が職業上定期的に健康診断を受けないといけないこと。
田舎暮らしをしたいと思って移住をしたのに、なかなか望んでいるような暮らしが出来ず、理想と現実の間で、大阪に戻るか・岐阜に留まるかという決断をしないといけない時を迎えました。

そのとき、『本気で農業をする気があるのなら知人を紹介する』とインターネットで知り合った知人の一人が声をかけてくださいました。
その方が紹介してくださった方は、高山村で農薬を使わない・安全で安心な米作りの農法を広めている方。飛騨高山での暮らしに悩んでいた三浦さんご夫妻は、すぐにお願いし、日を置かず高山村を訪れたのです。

<「農業」が出来る土地を求めて高山村へ>

三浦さんご夫妻が初めて高山村に訪れたのは、まだ雪が降り積もる2006年2月頃。


高山村は人と自然にやさしい、
環境保全型農業に取り組んでいます。

拓けた土地と、雪深い地域であるものの瓦屋根の家が並び、除雪が行き届いているのを見て、村の生活を守るインフラの整備に好印象を持ちました。

さっそく移住したいと引越しの準備を始めましたがなかなか住む家が決まらず、高山村役場へ相談するなど、苦労をかさねましたが、役場の協力もあり、その年の4月頃、高山村での生活が始まりました。

<本格的な農業生活のはじまり>
高山村での農業生活をスタートした三浦さんご夫妻。
1年目、2年目は知人から紹介を受けた自然栽培の農法を広めている方のところで、米作りの研修を行いました。
3年目からは、いよいよ本格的に自力での米作りがスタート。
研修期間に学んだことを生かし、無事初めての収穫を迎えました。

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