楽園信州

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<VOL.219>I♥信州(あいラブしんしゅう)

勝司さん:「木曽は元々からの組織が活きている地域です。
最初は入りづらいですが、入ってしまえば組織が活きている価値が分かり始めます。
移住した当初は『何でそんなこと・・・』と思うこともありましたが、地域コミュニティの中で過ごす内に組織がちゃんとしているから成り立っているんだな、ということが分かりました。
子供の成長に合わせて今まで色んな役をさせていただきましたが、振り返ってみるといい経験をさせてもらったと思っています。やはりお互いに分かりあって、気持ち良い関係を築いていくのが良いですね。」

奥様の京子さんは、地元の方々で結成されたソフトバレーボールチーム「開田フラワーズ」で、地域のみなさんとの交流を楽しんでいます。京子さん自身、小学生時代からバレーボールのクラブ活動に参加し、教員時代にはバレーボール部の顧問を務めていたこともあって、情熱をもって取り組んでいます。
ソフトバレーボールは、ゴムでできた柔らかいボールを使うため、老若男女を問わず楽しめるスポーツ。「開田フラワーズ」は地元の大会で優勝した経験を持ちます。

京子さん:「ロッジの繁忙期には参加できませんが、少しブランクがあいても大丈夫ですし、良い息抜きになっています。大会も頻繁に開かれているので、開田地区以外の方々とも交流することができてとても楽しいです。」

勝司さんもペンション経営で忙しい毎日ですが、空いた時間を利用して得意なテレマークスキーを楽しんだり、ご自身が講師となりテレマークスキーのレッスンをしています。ロッジ上天気では、テレマークスキー用品をレンタルすることができ、宿泊客のアクティビティとしても好評です。


勝司さんの得意なテレマークスキー。スキー雑誌のグラビアを飾ったことも!
(写真提供 寺本勝司さん)

■信州へ移住を考えている方へのメッセージ

最後に、寺本さんご夫妻に信州へ移住を考えている方々へメッセージと、今後チャレンジしていきたいことをお聞きしました。

勝司さん:「まだ移住を考えはじめという方も真剣に不動産を探しているという方もいらっしゃると思いますが、移住する地域のそれまでの習慣・風習を尊重するというのは必要なことかなと思います。周りの方々と自然に付き合っていく・・・コミュニティの中で浮いて暮らすことはできないですから。
あまりつっぱってしまうとどこかで折れてしまうので、柔軟に計画されるのがいいんじゃないでしょうか。」

「今、常連で来てくださってるお客様も僕自身も当然年齢を重ねていきますので、それにあった宿作りをしていきたいです。僕の一番の趣味はペンションの経営みたいなものですから。
お客様と良い関係でお付き合いしていけたらと思います。」

京子さん:「開田高原に元々友人・知人がいるわけではなかったので、移住して最初の一年くらいは本当に寂しかったです。
それが一人、二人と徐々に話せる方ができて、そのうちに車で通ったとき、ちょっと止まって話せるような関係になれて・・・。
移住するということは、人付き合いが楽しいかどうか、これにつきるんじゃないでしょうか。」


ロッジでの忙しい毎日の合間に、仲間とソフトバレーボールを楽しむ京子さん

家族のぬくもりに包まれているロッジ上天気。ロッジを出発するときには『行ってきます!』が似合います。寺本さんご夫妻には、ロッジ上天気に訪れる方それぞれの「旅」を応援しているような印象を受けました。

【インタビュー時期・2013年2月】
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