2011.09.08 [■就航地情報]
Vol150■“信州まつもと空港からの就航地”北海道情報15
今回は、北海道に残る、日本の港湾土木史上とても貴重な建造物の話題です。
稚泊航路の歴史を刻む最北端のモニュメント
「稚内港北防波堤ドーム」
北防波堤ドームは、北海道の最北部、稚内(わっかない)特有の強風と荒波から港を守るため、1936年(昭和11年)に、当時大学を卒業して間もない26歳の土谷 実の設計により建設されました。
周辺には緑地も整備され、市民の憩いの場としても親しまれています。
海上からの高さ14m、柱間6m、全長427m、70本の太い柱で半アーチ状の屋根を支え、柱間の桁もアーチ型に設計されたこの建造物は、古代ローマ遺跡を思わせる独特のフォルムが印象的な、港湾土木史において傑作と言える貴重な土木遺産です。
完成してから1945年(昭和20年)まで、当時、往来の盛んだった稚泊(ちはく)航路(※)と稚内港の発展とともに歩み、旧樺太航路時代の記憶を残す歴史遺産のシンボルともいえます。
※稚泊航路…北海道の稚内と樺太の大泊を結んでいた航路
現在は、防波堤としての使命はもちろん、JR稚内駅から程近い立地と、風雨をしのげる好条件から、地域のイベントやコンサート会場として、また、コマーシャルのロケ地や市民文化交流の場としても活用されるなど、多くの人が集うスポットとして愛されています。
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