2025.05.27 [ その他 ]
【イベント実施報告】ゼロカーボン学習会を開催しました
総務管理・環境課のとうふです。
今回は、先日告知の投稿をした「豊かな環境づくり木曽地域会議 ゼロカーボン学習会」の実施レポートです。
5月19日に木曽合同庁舎で開催し、43名の方に参加をいただきました。
学習会では、信州大学 副学長の杉原伸宏 教授から、
・信州大学では、「水資源」を守り、活用するための様々な研究が進められていること
・「水素」は農業・観光・ものづくりなど様々な領域で活用可能性があり、「木曽地域が水素利活用の先進地になる」未来も描くことができること など、
脱炭素と地域振興が両立する社会の将来像に想像が膨らむお話をいただきました。
杉原先生は、研究の難しい内容もかみ砕いて、非常に分かりやすくご説明くださいました。
私自身、内容が難解で理解がストップしてしまうといったこともなく、参加者の方からも「易しく説明していただけて水素が身近に思えた」という感想がありました。
講演後の質疑応答では、予定していた20分の時間を超えるほど参加者から積極的な質問が寄せられ、皆さんの新しい技術への関心の高さがうかがえました。
全体を通して杉原先生が強調されていたのは、「技術の『使い方』を地域の様々な主体が一緒になって考えていってほしい」ということでした。
学習会の参加後アンケートには、「一般の住人も興味を持って協力していかなくてはいけないと思った」「地域でも話をおすすめしたい」「企業や行政が大学と一緒に取組めることはないだろうか?」など、未来を見据えて早速考え始める参加者の声があり、「一緒になって考える」、その一歩が現れていたのではないかと思います。
今回の学習会は、研究領域と実生活の領域をつなげる場になったと実感するとともに、私たちも未来に向けてさらに挑戦していかなくてはならないと改めて考える機会になりました。
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