2022.07.05 [ その他 ]
おかえりモリ~高校生と木になりきる!?~
広葉樹🌳と針葉樹🌲の違いや、間伐(木を間引きすること)の効果について、身体を使いながら説明しました。
人の手が入っていない森林は、木と木の間隔が狭く、うまく枝を張れなくなっているため、1本1本の木が細くなってしまいます。木は、植えれば良いだけではなく、良い時期に間伐などの管理をする必要があるということを、身体を使って体感してもらえたようです。
③ドローン操作体験
林務課では、災害直後などにドローンを飛ばして森林や渓流の状況を確認しています。
今回、高校生にもドローン操縦を体験してもらいました。簡単だ~と言ってスイスイ飛ばしている子や、落としそうで怖い…と触りたがらない子など、反応は人それぞれでした。
④樹高計測体験
立っている木をどうやって測るか、知っていますか?
測稈(そっかん)という、とっっても長く伸びるポールのようなもので、木の先端まで直接測る方法があります。が、森林内ではあまり使用しません。下のような機械で、樹高を計測します。
これ、実は三角関数で樹高を測っているのです。これでピンときた方はいるでしょうか。
対象の木から自分の木までの距離を計測し、そこから木の根元~先端を見上げた時の角度で、樹高を計測します(tanで計算できます)。実際には、自分の身長や、斜面(根元を見上げる・見下ろす)を考慮しなければいけませんが、簡単に言うとそうなります。
そして、これを自動で計算してくれるのが、上の写真のブルーメライス測高器です。
高校生に実際に機械を使って樹高を計測してもらいました(体育館には木が生えてないので任意の目標点を設定しました)。高校1年生なので、三角関数はまだ習っていませんが、学習するときに、実は日常(?)で使っていたのだと思い出してもらえたら良いな…。
授業終了後、高校生から、「木曽に住んでいたけど木曽のことをまだまだ知らなかった」「知らないところで山や安全を守ってくれている人がいると分かった」などの感想をいただきました。
木曽に住んでいる・通っている高校生たちに、木曽の自然や、森林・災害について少しでも興味を持ってもらえた点があれば良いな、と思いながら帰路につきました
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