2011.10.28 [ 歴史・祭り・ひと ]
木曽福島城址~木曽谷の戦国時代~
本丸跡はだいたい20m四方の削平地で、ベンチや案内板があります。
続いて二の丸跡へ。尾根を南へ向かうと堀切で遮られています。
二の丸と三の丸の間も堀切が。
戦国時代の山城跡なので、なんというか非常に実戦向けで華麗さは無いのですが、まあしかしそれが逆に往時を偲ぶ趣きがあります。
敵に攻められた際に守りきる、その事だけを重視した造りで、領地支配の拠点では無かった城なんだな、と。
築城者は木曽義康と伝わっていますので、良くも悪くも信濃を武田信玄が席捲していた時期です。
前半期に武田氏に攻められることを意識して築いたのか、それとも後半期に武田の先兵として、美濃や飛騨から攻められる事を意識して築いたのか。
その後の木曽氏が時代に巻き込まれて翻弄された事をあれこれ考えるのにはとてもお勧めのスポットです。
この城址から少し下ると「紅葉が丘」から木曽の町並みが見下ろせます。
今なら紅葉も丁度いい時期でしょうか。(なお、10月13日の段階では、まだこれから、といったところでした。)
今回のハイキングコースについては、木曽町観光協会のホームページを参照してください。
なお、11月6日に「城山史跡の森・秋のハイキング」(木曽町ホームページ内へのリンクです。)というハイキングイベントが催されるようです。
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