こちらは関所の配置図です。
福島関所は箱根、新居、碓氷と並んで四大関所として重視された場所です。
江戸時代の関所の重要な役割は「入り鉄砲に出女」と言われるように、江戸に入る武器と江戸から出ていく女性を監視すること。
(武器に関しては幕府に対して謀反を起こさないように、女性に関しては江戸に住まわせている大名の妻子が逃げないようにということです。)
そのためか、女手形(女性が関所を通過するときに必要)、鉄砲手形(鉄砲が関所を通過するときに必要)の資料が多かった印象です。
これは「御免荷物小割手形」といって、藩から払い下げられた木材を使い制作された下駄につけられたものです。
江戸時代は木材を領外に移出する際も手形が必要でした。
こちらは上番所です。
関所の役人には下番と上番がおり、福島関所では下番40人、上番20人が働いていました。
番所(ここで通行人の手形の確認などをした)では下番4人と上番2人で当番勤務していました。
資料館の横には「ギャラリー関所」という建物があり写真展を行ってました。
木曽地域の美しい写真とともに、ここにも関所に関する資料があったので覗いてみてください。
今回は全く人がいなかったのでほぼ貸し切り状態でじっくり見て回ることができました。
全部合わせて1時間あれば余裕で回れる感じだったので、ふらっと立ち寄るにはちょうどいいかなと思いました。
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