2024.11.14 [ その他食・農・旅農業改良普及センター農業農村支援センター ]
「Viva!おやき Viva!しそジュース」あなたの好きなおやきの具は☺?
先生のお手本をもとに参加者も生地で包みましたが、大人はどうも欲張りなのか、具材をたくさん入れ過ぎて生地を破く人が続出!子どもたちの方がきれいに包んでいました。
最後の工程は、「蒸す」です。具材によって時間を変えて蒸します。
地域により、「蒸しのみ」や「蒸したあと焼く」、「焼きのみ」のところもあります。
北信出身のほりでーは「蒸しのみ」のおやきで育ちました。「蒸しおやき」は食感がもちもちしており、食べ応えがあります。
また、生地に使う粉の分量や種類によっても食感が異なります。
上伊那は、えびす講の時期に「米粉」とあんこで作る「おやき」が親しまれていました。
北信では、小麦を使ったおやきが主流ですね。
蒸している間、会場内がおいしそうな香りに包まれて、お腹もいい感じに空いてきました!!
ついに、試食タイム!
定番の「丸なす」からいただきました。食べた瞬間、小布施丸なすがジュワっと口に広がりました。
丸なすに味噌だれの味がよく合い、余裕でぺろりと食べてしまいました。
つづいて、変わり種の「青じそきんぴらごぼう」。
きんぴらごぼうの味付けを濃くしているからこそ、おやきに包まれて、丁度いいおいしさとなっていました!しかも、青じその風味がいいアクセントになって、とても食欲を掻き立てる味に。参加者からも「高遠てんとうなんばん」が入るからこそ、ピリ辛でいくつでも食べられると好評でした。
最後は、「かぼちゃクリームチーズ」です。
かぼちゃが甘く味付けしてあり、そこにクリームチーズ。もう、安定のおいしさで子どもたちの手も止まりません!
その後は、しそジュースの飲み比べです。皆さんは、「しそ」といえば、どんなイメージですか?
「しそ」は、緑色の「青じそ」と赤色の「赤じそ」があります。このうち「青じそ」は、薬味の「大葉」として葉っぱの部分が使われます。今回の「赤じそ」は葉っぱと葉柄(ようへい:葉のもとについている茎の部分)を使って梅干しでも使われ、「ゆかり」としても食べられています。
今回は、この伊那谷で古くから栽培されていた「大曾倉(おおそぐら)」と「西春近(にしはるちか)」、「小町屋(こまちや)」という3種のしそを煮てジュースにしました。
この「大曾倉(駒ヶ根市)」と「西春近(伊那市)」、「小町屋(駒ヶ根市)」はもともと品種が同じで、その種が各地で栽培される中で、地域の気候や環境にあわせて地域に根付いた「しそ」です。
「伊那谷の種と料理を伝え隊」の肥野志穂さんから、この3種のしそについて説明がありました。飲み比べでは、市販のしそで作ったジュースを基準として、そこから色、香り、渋みを比較しました。
地域品種ごとに色が異なり、鮮やかな紫色から暗い紫色がみられ、味の特色があり、とても面白い体験ができました。当日のアンケートでは、渋みについては様々な評価があり、香りでは基準のしそより「大曾倉」のしその方が強い香りであったという結果でした。
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