2022.01.28 [ その他 ]
伝統の天日干しにこだわる糸寒天 伊那市小笠原商店
特別に工場見学をさせていただきましたので、天草が糸寒天になるまでを紹介いたします。
①材料の選別・計量。天草は産地によって違いがあり、混合して使います。
ここでの配合が寒天の出来に大きく左右されれるようで、長年の経験で決めるとのこと。
一度に300Kg使います。一晩水につけアク抜き。
②洗浄。なんとミキサー車と同じものに穴をあけて加工した機械で洗います。まるで超大型洗濯機。
③煮ます。ろ過して型に入れ固めます。ここでの煮る工程も長年の経験が必要とのこと。
昔は大きな鉄窯で煮ていたそうです
④固まった寒天をカットし糸状に突き出します。カットされよしずに並べられます。
ここは、機械化されていました。
⑤冷凍庫で一晩凍らせてから、10日~14日 天日干し融解・脱水をし糸寒天となります。
ここで冬の風物詩 「糸寒天の天日干し」となるわけです。
並べられた寒天は写真では分かりませんが、2日目、1週間、10日目と水分抜けて乾いていく様子がよくわかりました。
出来上がった寒天は、無添加・無漂白・無着色なのに天草からは想像できない美しい白でした。
寒天は体によく、ご家庭ではサラダ・味噌汁・ごはんを炊くときに入れたり、デザートを作ったり使い方は多様。
カロリーはほぼゼロでも食物繊維が豊富です。美容と健康にと過去に寒天ブームがありましたが、ブームは去ったかもしれませんが寒天の良さは変わりません。
ぜひ、日常の食卓に取り入れてみてはいかがでしょう。
てkuてku上伊那 冬の風物詩糸寒天の天日干しでした。
小笠原商店の詳しくはここから
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