い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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上伊那歴史散策 ~山田富士塚~

12月某日、上伊那地域魅力発掘探検隊で駒ヶ根市、中川村の史跡を巡りました。
そのうち、今回は駒ヶ根市東伊那にある「山田富士塚」を紹介します。
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富士塚というのは、富士山信仰から始まっているものだそうです。
江戸時代には富士山に登拝する人が増えましたが、地方の人々は、交通や費用の面で富士山まで行って登ることは大変なことでした。
そこで、人々は身近なところに富士山のミニチュア版として「富士塚」を築いて登拝し、噴火口をかたどった山頂で祭事を行ったということです。
上伊那にはいくつか富士塚がありますが、その中でも山田富士塚は基底部直径21m、高さ7mで最大のものです。

江戸時代中期の築造らしいですが、当時は木は生えていなかったかもしれません。
しかし、今は塚全体に木が生い茂り、ちょっと全体の形がわかりにくいです。
近づくとこんな感じです。
DSCN0884

 

頂上には噴火口をかたどった「お鉢」があります。
DSCN0885

 

池の北側には、塚を造成したときにできた池が見えます。
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外から見るとこんな感じです。かなり大きな池です。これだけの土が必要だったということでしょうか。
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もしかしたら、皆さんの家の近くにも富士塚があるかもしれませんね。
(商工観光課 I)

 

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