2014.04.21 [ 自然・山・花 ]
上伊那渓流釣り事情 ~「色々」なアマゴ~
この魚、ランディングネットに納まり、手にした瞬間は、次の写真のように見えました。
それでも、うっすらと紫色がかかっていますね。
・・・
でも、どちらかというと「金色」ですね(笑)
ところが、それどころではない、こんなのも釣れます。
<写真③>
「全身金色」ですね・・・
また、紫や金とはまったく無縁の、こんなのも釣れます。
いずれにしても「美しい」ですが、まさか、こんなふうに紹介することになろうとは思っていなかったので、上手く映像(超小型アクションカメラで撮影)が撮れていなくて申し訳ないです。
・・・
そうなんです。これらの「色」はみんな、「普通」だと思っていたんです。渓流釣りをする皆さんなら、全員知っているものとばかり思っていました(笑)。
奈良県の有名河川で「時々掛る○○アマゴ」・・・「黄金アマゴ」は、上伊那の渓流では決して珍しくありません。③を釣り上げた時も、私にしてみれば「また『黄色』いのが掛ったなぁ」程度のものでした。「夏色」と表現する方もいます。いずれにしても、「季節モノ」ではあるようですが、珍しくはないようです。井月さんの記事に掲載されている写真のアマゴも「黄金」でしょう。
ちなみに、ご紹介した写真の中では、個人的には、④が最も感動したものです。「天然に近いかも」と、思ったからです。
現在、渓流魚は、漁業協同組合の皆さんの放流事業に頼っています。
しかし、大きくなってから放流されたものは、魚体があまり綺麗ではありません。
こうした放流魚も、ある程度の期間、自然の川で生活していると、写真①~④のような体になるようです(鰭が全然ちがいますよね)。色については、餌や水質などが影響するのでしょうが、詳しくは分かりません。
ちなみに、「奈良県の名人」によると、「尺モノ」(全長又は体長が30cmを超えるもの)の中には、放流されてからも長い期間生き抜いて、綺麗な鰭になったものがあり、それがまるで年輪のように見えることがあるということで、写真も提供していただきました。
矢印から矢印の間に線が入っていますね。画面の表示設定を2倍以上に拡大していただくと、よりはっきり見えます。
(注)「尺モノ」は、渓流魚、特にアマゴでは非常に珍しく、また、長い期間生きているので警戒心も極めて強く、簡単に釣れるものではありません。
写真①の「メタリックパープル」、写真③の「黄金」ですが・・・
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