い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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上伊那渓流釣り事情 ~「色々」なアマゴ~

この魚、ランディングネットに納まり、手にした瞬間は、次の写真のように見えました。


<写真②>

それでも、うっすらと紫色がかかっていますね。

・・・

でも、どちらかというと「金色」ですね(笑)

ところが、それどころではない、こんなのも釣れます。


<写真③>

「全身金色」ですね・・・

また、紫や金とはまったく無縁の、こんなのも釣れます。

<写真④>

いずれにしても「美しい」ですが、まさか、こんなふうに紹介することになろうとは思っていなかったので、上手く映像(超小型アクションカメラで撮影)が撮れていなくて申し訳ないです。

・・・

そうなんです。これらの「色」はみんな、「普通」だと思っていたんです。渓流釣りをする皆さんなら、全員知っているものとばかり思っていました(笑)。

奈良県の有名河川で「時々掛る○○アマゴ」・・・「黄金アマゴ」は、上伊那の渓流では決して珍しくありません。③を釣り上げた時も、私にしてみれば「また『黄色』いのが掛ったなぁ」程度のものでした。「夏色」と表現する方もいます。いずれにしても、「季節モノ」ではあるようですが、珍しくはないようです。井月さんの記事に掲載されている写真のアマゴも「黄金」でしょう。

ちなみに、ご紹介した写真の中では、個人的には、④が最も感動したものです。「天然に近いかも」と、思ったからです。

現在、渓流魚は、漁業協同組合の皆さんの放流事業に頼っています。

しかし、大きくなってから放流されたものは、魚体があまり綺麗ではありません。


このように、鰭(ひれ)の形が変形していたり、中にはほとんど無くなっているものもあります。

こうした放流魚も、ある程度の期間、自然の川で生活していると、写真①~④のような体になるようです(鰭が全然ちがいますよね)。色については、餌や水質などが影響するのでしょうが、詳しくは分かりません。

ちなみに、「奈良県の名人」によると、「尺モノ」(全長又は体長が30cmを超えるもの)の中には、放流されてからも長い期間生き抜いて、綺麗な鰭になったものがあり、それがまるで年輪のように見えることがあるということで、写真も提供していただきました。




矢印から矢印の間に線が入っていますね。画面の表示設定を2倍以上に拡大していただくと、よりはっきり見えます。

(注)「尺モノ」は、渓流魚、特にアマゴでは非常に珍しく、また、長い期間生きているので警戒心も極めて強く、簡単に釣れるものではありません。

写真①の「メタリックパープル」、写真③の「黄金」ですが・・・

<写真①と同じ魚です>

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