2013.11.02 [ 自然・山・花 ]
菊花咲き競う頃【井月さんのこころ33】
写真: 井月さんと酒を酌み交わす山頭火さん 版画 森獏郎 氏 伊那橋にて
もし、井月さんが山頭火さんと出会っていたとしたら、こんな感じで「千両!千両!」と親しくお酒を酌み交わしていたに違いありません。このモニュメント、昨年9月に伊那市街地の小沢川に架かる伊那橋の欄干に完成しました。
28日(月)の午後、農政課関係の現地を5か所ほど見させていただきました。
このうち花卉の関係では、トルコギキョウの秋出荷作型実証モデル圃場のひとつ、伊那市東春近の(株)フロムシードを視察させていただき、代表の伊東茂男さんからお話しを伺いました。
本県のトルコギキョウは全国一の生産量を誇りますが、秋はブライダル等の需要が多いものの、低温になると作柄が不安定になり易く、生産量が減ってきており、品質の向上と安定供給の技術を確立するためのプロジェクトの一環として取り組まれているとのこと。
既設のハウスに新たにヒートポンプ等の暖房装置を導入し、晩秋期の切り残しを減らし確実に出荷できるようにしたいとのことです。
伊東さんはトルコギキョウの育種家でもあり、JA上伊那管内の出荷量の8割は伊東さんが育種したオリジナル品種で、苗を供給する「農事組合法人いなアグリバレー」の理事を務めながら、育苗の管理も担い、良質苗の生産にも大きく貢献されておられます。
写真:8×92m(7.36a)のハウスで出荷が本格化する24,000本のトルコギキョウ
白の八重品種「仙丈の雪」など上伊那地域の気候に適した色とりどりの花が栽培されています。
田舎暮らしの良さは、四季の花を愛で、旬の果物や茸を味わえること。
秋桜(あきざくら)越百の峰の近く在り 青巒
あまちゃんの小気味の良さや菊一輪 青巒
鈍に咲く「おがまいねぐ」と菊薫る 青巒
香り芳「はあーるかぶり」に茸飯
青巒
文化の日「骨惜しむな」は師の教え
青巒
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