2014.09.05 [ 地域振興局 ]
あの煙突はなんだろな?
~「伊那市西箕輪 薪の会」の活動報告です~
ここは、去る7月31日に竣工したばかりの「西箕輪ぬくもり館」。伊那市西箕輪の支所と公民館、図書館を兼ねる地域の拠点施設です。
ところで、左の写真をよ~くご覧ください。
平屋建ての「西箕輪ぬくもり館」の屋根から顔をのぞかせている、あの煙突はなんでしょうか?
腰壁などにたっぷり木が使われていて、その名にふさわしく、ぬくもりを感じます。
それに、おひさまのぬくもりも届くように工夫された構造になっています。心地よい明りですね。
煙突の主は…
そう、薪ストーブです!
活躍するのは寒い冬がやってくるまでお預けですが、すでに囲むようにイスが配置されていて、地域の方々の団らんを待ちわびているかのようです。
薪ストーブを導入する利点は暖かさなど多々あると思いますけれども、燃料に薪を使うと、どんなイイことがあるのでしょうか?
左の写真はJS里山サークルの皆さんです(JSとは、上農高校と信州大学の略称とのこと。若い世代の皆さんに山づくりに関心を持ってもらえるのは、頼もしい限りです)。
公民館に薪ストーブが設置されることをきっかけに、「燃料に薪を使うことの意義」について地域の子どもたちにわかりやすく伝えようと、紙芝居を作製したそうです。
8月23日、この日は「伊那市西箕輪 薪の会」の薪づくりの作業の日。活動開始前に、会の皆さんの前でこの紙芝居を披露してくれました。かわいらしい絵に加え、表現豊かな発表に、大人の皆さんも感心しきりでした。
「伊那市西箕輪 薪の会」は、公民館に薪を供給するという使命を果たしつつ、この機会をさらに一歩前向きにとらえて、地域の山づくりに貢献しようと活動されています。
森林所有者から整備の同意を得たうえで、間伐などの山の手入れを行い、収穫した木の一部が薪として活用されます。
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