こんにちは、農地整備課のちよちよです。
実りの季節を迎え、伊那谷各地で開始されている稲刈り。
今回は、前回の「飯沼の棚田(中川村)」に続き、伊那市高遠にある「山室の棚田」で9月30日(土)に開催された稲刈り体験会の様子をお伝えします!
ここ山室地区で棚田保全活動を行う地元営農組織「農事組合法人山室」は、農地貸借や、市民農園(ふれあい農園)の開設、地元酒造会社と連携した地酒の商品化など、地域の資源を最大限に活用することで、地域の活性化に貢献しています。
また、棚田オーナー制度にも取り組んでおり、今回のようなイベントを通して農村と都市住民との交流を深めています。
棚田オーナー制度:1区画につき一定の金額で田んぼのオーナーになってもらい、オーナーは農作業体験のほか、収穫されたお米をもらえる制度
当日の天気は晴天に恵まれ、5月の田植えから約4ヶ月経った田んぼには、黄金色の稲穂が広がっていました!
また、今年度当課で作成したのぼり旗も気持ち良さそうにたなびいていました!
はじめに、農事組合法人山室の大塚代表理事から挨拶があり、市民農園へ移動した後、稲刈りがスタート!
参加した子どもたちは、地元の方々に教えてもらいながら、鎌で一束ずつ丁寧に刈っていきました。
また、大人たちも声を掛け合って刈られた稲を集め、藁で簡単に結び、はざ掛け作業を進めていきました。
一時間ほどで作業を終えた後、残った稲は稲刈り機で刈り、改めて文明の利器の偉大さを実感しました。
子どもたちも、普段見ない機械に興味津々で、実際に操作を体験してとても嬉しそうでした
作業の後は、前回の田植え体験会と同様、地元の女性の皆さんによる愛情こもった手料理を振る舞っていただきました。
ミョウガやズッキーニのお漬物、カボチャの煮つけ、トマトゼリーなど、地元で採れた野菜をふんだんに使った料理を、とれたての新米と一緒にいただきました!
また、この日は手打ちそばもご馳走になり、オーナー会員の皆さんも箸が止まらない様子でした。
調理いただいた皆さん、大変ごちそうさまでした!
さらに今回のイベントでは、当課で作成したカードやバッジも配布させていただきました。
(カード・バッジに関する記事はコチラ!)
貰ったバッジを早速帽子の横に付けて嬉しそうな子どもたちを見ると、なんだかこちらも嬉しくなりました。
今回収穫したお米はコシヒカリですが、山室に広がる約8割の田んぼでは、”ひとごこち”や”美山錦”、”山恵錦”などの酒米が生産されています。
それらを原料とした日本酒「やまむろ」は、辛口でのどごしが良く、地酒として高遠町の酒屋のみで販売されていますので、ぜひ一度ご賞味ください!
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