2013.05.29 [ 地域振興局 ]
長野県植樹祭に参加しました!
上伊那林業士会と上伊那林業研究グループが、5月25日(土)に開催された【ふるさとの森づくり県民の集い(長野県植樹祭)】に参加しました。
【森づくり県民の集い(長野県植樹祭)】 開会式
前日の5月24日(金)に佐久穂町に入り、県内各地から集まった林業士や林業研究グループと一緒に、佐久林業士会の案内で、麦草峠にある「苔の森」を見学しました。
ちなみに、林業士とは森林整備や林業指導を通して地域振興を支えるリーダーで、林業士会は林業士の資格を持つ林業のプロで構成されています。
上伊那林士会では15名の林業士が活躍中で、今年はさらに3名の新林業士が誕生しました。
一方、上伊那林業研究グループは、「上伊那林業士会」「森だくさんの会」「高遠森林クラブ」「NPO法人 森林環境」の4団体で構成されています。森林関係の行事やイベントの実施を通じて、上伊那の森林・林業の振興に貢献しています。
485種類ものコケが自生するという北八ヶ岳の「苔の森」に足を踏み入れると、様々なコケの中に、日本固有の希少なコケも見ることができました。
岩の上をコケが覆い、その上にシラビソやコメツガ等の針葉樹の原生林が広がっていて、とても幻想的な森です。「もののけ姫」の森のモデルとの説もあり、あちらこちらに木霊(こだま)がいるようです。
ここでは、溶岩流の上にコケや地衣類が生えて、土壌ができてきたところへ針葉樹が育ちはじめて、という、まさに森が生まれる“その時”を見ることができます。
植生遷移の様子に、参加された林業士さんや林業研究グループの皆さんは興味津々。
静寂な「白駒の池」にも、心が洗われます。
翌日の25日は、佐久市「臼田総合運動公園」での【ふるさとの森づくり県民の集い(長野県植樹祭)】に参加です。
ステージ上では、長野県林業大学校の学生さんと来賓の皆様でカラマツの種まきが行われています。
この種から育てた苗木を、長野県で平成28年に開催予定の【第67回 全国植樹祭】で植樹するそう。3年後が楽しみですね。
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