上伊那地域魅力発掘探検隊の商工観光課Iです。2月下旬の若干暖かくなった日の午後、
今年度最後の伊那市内の歴史散策を行いました。
その中から、私は伊那市高遠の「遠照寺 (おんしょうじ)」を紹介します。
遠照寺は、平安時代(860年)創建の日蓮宗のお寺です。
遠照寺へは、旧長谷村の南アルプス道の駅手前の「非持」の信号を左折して6,7キロです。(結構遠く感じます)
しばらく山間の道を走っていくと、山室久保の集落が現れ、大きな山門が見えました。
ここは、牡丹が有名で別名「ぼたん寺」と呼ばれています。しかし、いまは2月。牡丹はこんな感じです。
5月下旬にはこのように、きれいに咲いています。
寺の周りには大きな木がたくさんあります。変わった形の赤松、珍しいヒノキやコウヤマキの大木がありました。
入ってすぐの大きな建物は修理中であまり見られませんでした。
奥へ進んでいくと、大きく反った庇が印象的な国重要文化財「釈迦堂」があります。「釈迦堂」は1538年(天文7年)の建立。地元の大工により作られたもので室町時代の作風を残しているということです。庇が長く、反っていてかっこいいです。
その堂内にやはり1502年(文亀2年)の建立の国重要文化財「多宝小塔」1502年(文亀2年)の建立が安置されていますが、普段は見ることができません。
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